2014年03月06日

バフェットの手紙2013年版を読む VII

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その7)
私が行ったふたつの小規模な不動産投資と、株式投資の間には、ひとつの大きな相違点がある。上場株式は分刻みで、私の所有する株式の時価を示してくるのに対し、私の所有する農地とニューヨークの不動産について時価を示されたことは一度もない。

評価額が激しく変動する株式に投資する投資家はとんでもなく有利の立場にあるはずだ。だって, 仮に、私の所有する土地に隣接する農地を持つ移り気な人がいるとして、毎日、私の土地をいくらで買うか、あるいは(彼の土地を)いくらなら売るか、叫んでくるとしたら、そしてその価格は、彼の(不安定な)精神状態に応じて短期間のうちに激しく動くのだとしたら、私としては彼の気まぐれなふるまいを見てどうすればいいのか?利益を得るしかないだろう。

もし、彼が叫ぶ価格がばかげているほどに低かったとしたら、そして私がいくばくかの余剰資金を持っていたとしたら、私は彼の農地を買うだろう。逆に、彼の叫ぶ価格がとんでもなく高かったとしたら、私は彼に農地を売るか、あるいは彼を無視して、農地を耕しに行けば良い。
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2014年03月04日

バフェットの手紙2013年版を読む VI

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その6)
私の、ふたつの不動産投資は、1986年と1993年に行われた。経済、金利、株式市場が、続く数年間のうちに――つまり1987年(株価の大暴落「ブラックマンデー」があった年)と1994年(メキシコ通貨危機のあった年)に――どう動くかなど、私が投資の意思決定を行うに際して重要性を持たない。当時の新聞記事見出しがどんなだったか、また評論家たちがどんなことをいっていたのか、今の私はまるで思い出せない。外野がどれだけ騒ごうが、ネブラスカでトウモロコシは育つし(バフェットはネブラスカの農地へ投資していた)、ニューヨーク大学に学生は大勢集まって来る(バフェットはニューヨーク大学に隣接する商業用不動産へ投資していた)。
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バフェットの手紙2013年版を読む V

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その5)
マクロ経済についての意見をこしらえることや、他人のマクロ経済に関する予測あるいは市場予測を聴くことなど時間の無駄である。それどころか、非常に危険なことでもある。なぜならそれは、あなたにとって真に重要な、事実に対する洞察力をくもらせてしまうおそれがあるからだ。(テレビを観て、コメンテーターのいう、市場が次にどう動くかについての、もっともらしい意見を聴くとき、私はミッキー・マントル(野球選手)の痛烈なコメントを思い出す。「実況中継ブースに入ったら、野球の試合とはなんてイージーなものかと感じるだろうさ」(意訳:「傍観者は、事の本質なぞまるでわかっちゃいないのさ」))
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バフェットの手紙2013年版を読む IV

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その4)
私がふたつの小規模な投資(バフェット氏が2013年の手紙で紹介している自身の不動産投資)を行った際に、考えていたのはただ、その不動産が生み出す価値についてのみである。日々の価格変動を気にかけたりはしなかった。
ゲームに勝つのは、競技の場に集中するプレイヤーであると決まっている。スコアボードを見てばかりの連中は勝てるわけがない。
もしあなたが、証券取引所が休みの土曜、日曜を楽しく過ごせるのなら、それと同じように(証券取引の行われる)平日を過ごすこともできるはずだ。
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2014年03月03日

バフェットの手紙2013年版を読む III

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その3)
もしあなたが、熟慮の上で、取得した資産の将来価格の変化に注目しているならば、あなたは投機という行為を行っていることになる。それは全く悪いことではない。しかし私は、私自身が、投機をうまくやることはできないということを知っている。
そして私は、そのような行為(投機)を安定的に成功させ得ると主張する人々を、懐疑的な目で見る。
コイン投げに興じる人々は、最初の一投で半数が勝利する。しかしコイン投げゲームで初めに勝ったとしても、その後もずっと勝ち続けられると期待するような人はひとりもいない。そして、ある資産があるとして、直近において価格が高騰したことが、買うべき理由となることは決してない。
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2014年03月02日

バフェットの手紙2013年版を読む II

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その2)
あなたがある資産について投資することを考えているのなら、その資産の将来における生産性について集中して考えること。もし、その資産が生み出す将来収益を見積もったとき、それがあなたにとって心地良い水準にないのなら、その投資案件は忘れて、次へ進むこと。あらゆる投資案件の将来性を評価できる人など誰ひとりとしていない。全知の存在となる必要はないが、あなたは、あなたが請け合う行動について理解しておく必要はある。
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バフェットの手紙2013年版を読む I

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その1)
投資から満足のいくリターンを得るために、専門家になる必要はない。しかし、もしあなたが専門家でないのなら、あなたの限界を認識しなければならない。そして、ある程度うまくいくであろうことがほぼ確実な方法を知り、それを実行してゆかねばならない。物事をシンプルに保つこと、そして一発ホームランを狙ったりしないこと。すぐに大きな利益を約束しますよ、というような提案をされたときには、即座にノーということ。
posted by SHOJI at 23:29| Comment(0) | 投資の感性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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