2007年01月27日

10年で投資資産を1億円に(ばへっとのお悩み相談室)

さて、先日告知しました「簿記会計セミナー」を申し込まれた方から、
メッセージをいただきました。

今回はそれを取り上げて、お送りします。

 (参考)「簿記会計セミナー」の詳細についてはこちらから
  http://www.1toushi.com/bok/

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【いただいたメッセージ】
現在50歳です。去年から株を始めました。
タバコ屋を経営しており、年収は170万円程度です。
当然、この程度の年収では生活費をまかなうことはできません。
ですから、両親が残してくれた貯金を取り崩して生活をしています。

10年後には、年金が入り始めるはずです。
公的年金個人年金を合わせて、ある程度の額の年金が入るはずです。
(月額、10万を超える程度?)

そこで、10年後には、年金プラス株の利息(配当)で生活したいと
考えています。
タバコ屋は、やめたいと思っています。

そこで、10年間生活費を取り崩せるだけの貯金を残し、
残りの資産を株につぎ込み、現在1千万円程度を運用しています。

年金の不足分を株の配当でまかなうためには、株の資産が最低で
1億円程度必要と考えています。
したがって、今後10年で株式資産を10倍にしなければなりません。
それができなければ、10年後もタバコ屋をやめず、年金プラス
タバコ屋の収入で暮らす事になると思います。

このような人生設計、間違っていますでしょうか?

(Wさん 関西地区在住 50歳 男性)
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【ばへっとからのご回答】

こんにちは。メッセージをありがとうございます。

まず、最初に謝っておかなくてはなりません。

ごめんなさい。

私ごとき若輩者が、あなたに助言することなどできないのです。

ただ、もし私があなたの立場にあったとしたら、どう考え、どう行動するか、
ということを考えてみました。

今回はそのことをお伝えして、ご回答とさせていただきたいと思います。


■第一に、焦ってはなりません。

焦りは、長年かけて積み重ねてきたものを、一瞬にしてぶち壊しにする
破壊力を持ちます。

どんな場面であっても、最初になすべきことは、深呼吸して気持ちを
落ち着かせることです。

焦りは、さらなる焦りをもたらすものでしかありません。

ところで、あなたからいただいたメールの中で、もっとも感心したのは
この箇所です。

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そこで、10年間生活費を取り崩せるだけの貯金を残し、
残りの資産を株につぎ込み、現在1千万円程度を運用しています。
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10年間という投資のための時間を自ら作り出しているのですね。
すばらしいです。

生活資金の確保は、投資家の余裕ある意思決定を担保するものです。

この余裕が、投資の意思決定をより健全なものとするはずです。

余裕のない投資家は、常にせっぱつまった状態に追い込まれるものであり、
そのような心の状態では、健全な意思決定はきわめて難しいものとなって
しまうでしょう。


■第二に、目の前の仕事に全力で当たってください。

自営業とは、つらく孤独なものです。

私自身がそうですから、あなたの痛み苦しみは想像に難くありません。

そんなつらい仕事に喜びを見出すことができるようになったきっかけの言葉が
あります。それをご紹介させてください。

それはこれです。


 「目の前に起こる出来事はすべて必要・必然・ベストである」


どんな悲しい出来事も、何らかの学びの機会として私たちの目の前に現れる
のだそうです。

そして必要な学びや気づきを経て後、出来事がもたらした問題は、霧が晴れる
ように消えるといいます。

そしてもうひとつ


 「人生においては、毎瞬が最高の学びの舞台」


行き詰まりを感じたとき、私はこう自問するようにしています。

「今ここで、私はいったい何を学べるのだろう?」と。

すると不思議なことに、物事は好転し始めるのです。

経験上、例外はひとつとしてありませんでした。

仕事がうまく回りだすと、収入も増えます。

生活費を除いた余分なお金は、追加投資に回すのです。

追加投資は、偉大なる投資作業であると実感します。

月々わずかな額でも、数年後、数十年後には巨額のリターンとなって返って
きてくれるからです。

仮に1,000万円を10年間投資し、年率21.2%(私の過去の実験に
よる利回り実績です)で運用できたとしたらどうなるでしょう?

あなたは10年後、投資資産6,839万円を手にすることになります
(複利のパワーです!)。

そして1億円という数字は、その2年後に達成されることになります。

たしかに、結果を保証することはできません。

ですが、これだけパワフルな複利の力があなたに働くであろうことは、
確実なのです。


■第三に、自分が良く知る分野(だけ)で、勝負してください

「勝負」という表現は最適とはいえないかもしれませんが、少なくとも投資
するビジネスや企業のことは、深く知っておかなければなりません。

さもなければ、過大なリスクに押しつぶされるだけだからです。

逆に、深く理解しているビジネスの場合、背負うことになるリスクは極小化
されます。

「リスクとは、自分が何をやっているのか分からないときに生じるもので
ある」

これはバフェット氏が、個人投資家に宛てた言葉です。


■最後にお願いです。決算書を読んでください。

企業・ビジネスの実績を知り、そこから一歩踏み込んで、経営者の誠実性を
測ってみてほしいのです。

どんなに優れたビジネスを持った企業であったとしても、経営トップが不誠実
であれば、すべてがひっくり返ってしまいます。

そんなところには決して投資してはならないし、関わってもいけないのです。

来月お届けすることになる「簿記会計セミナー」の真髄は、単に知識を学ぶ
だけの味気ないものではありません。

決算書の数字から、経営者の誠実性を見抜くその具体的方法論をお伝えする
ものです。

財務分析ももちろんけっこうなのですが、経営者の誠実性という問題は、
その数百倍、大事な問題であると考えています。

私の知る限り、そのことに言及する人は数えるほどしかおらず、しかもその
見分け方について論じている人は、私の知る限り皆無です。

なぜでしょうか?・・・それは謎です。

であれば、仕方がありません。私が自ら口を開くしかないようです。

そんな思いで、作り上げつつあるセミナーです。

どうか来月を楽しみにお待ちください。

(ばへっと)

【追伸】
また、追加の質問などありましたら、メールをお送りください。

必ずしもご回答を約束することはできませんが、時間の許すかぎり、
(HPやメルマガを通じて)お応えしたいと思っています。

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posted by ばへっと at 20:26| Comment(0) | 会計と投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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