2014年07月04日

Q&A 決算書なんか読んでも役に立たないんじゃないの?

ストーリーで読み解く決算書 Draft 36 【出張記事】
Q. 決算書なんか読んでも役に立たないんじゃないの?
A. 立つ。

Q. 決算書に記された情報は過去の数字でしかない。大切なのは将来のことでしょう?
A. 過去と将来、現在は密接に関連する。決算書を読むのは本質を理解するためである。本質を理解して初めて精度の高い予測が可能になる。

Q. 決算書を読めば必ず投資がうまくいくのか?
A. 必ずうまくいく、などという人が(アドバイザーが)近寄って来たらダッシュで逃げるが良い。

Q. 市場は効率的なんだから、公開された決算情報は瞬時に株価へ反映されるはず。だからいくら決算書を読みこんでも無意味なのでは?
A. 決算書は(特に有価証券報告書は)難解だから、どこの誰でも読めるというわけではない。存在していてもそれを認識できなければ、最初から存在しないのと同じこと。読み解ける人にとってのみ、その情報は存在する。
売上がいくら、利益がいくら、といった数字なら誰にでも分かる。しかしそれは表層的な情報に過ぎない。しかもその情報価値は脆い(利益の額は経営者の将来予測、見積といった判断に大きく依存するから)。
多くの投資家にとって決算情報の深い意味は掴めないのが実状(企業情報開示制度の趣旨に全然沿っていない状態)。読み解こうと意図する人、読み解くための知識を持つ人だけがその情報を活かせる。

Q. 決算情報が役に立つという証拠を見せてほしい。
A. 2002年元旦に実験ファンドをつくり、私の個人資産の大部分と、親しい人々から預ったお金を投じての実験を行ってきた。12年と6ヶ月間を経過した今(2014年7月1日)、こんな状況になっている。
もし1,000万円をファンド設立日に投資したとして、TOPIX(東証株価指数)連動型ファンドであれば今は1,472万円(+47.2%)になっている。日経平均連動型ファンドであれば1,676万円(+67.6%)。これらに対して我らが実験ファンドは1,995万円(+99.5%)である。ちなみに現在の投資先銘柄数は16。
決算書を(特に有価証券報告書を)深く読み込んで投資の意思決定を行うことで、投資リターンを高められるはず、との仮説はまちがってはいないように思えるのだがいかがでしょう。
(庄司)
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posted by SHOJI at 00:03| Comment(0) | 会計と投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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