2008年10月09日

会社の金融危機耐久力を事前に見極める方法 の話

こんにちのように、金融の仕組みがうまく機能しなくなったとき、死活問題に直結するのは資金繰りが厳しい会社だ(当たり前)。

「銀行から新規の借り入れもしくは借り換えができなければ資金がショートする」そんな会社にとって、信用収縮 → 貸し渋り の流れは悪夢以外の何ものでもない。

逆に、借入依存度が低く、自己資本の厚い会社にとっては、金融機関が萎縮してしまっても、それが倒産の危機に直結することはまずない。

前者と後者を見分けるためには、やはり決算書が大切な情報源になる。

・自己資本の厚み(自己資本比率)は健全なレベルか?
・有利子負債が多すぎないか?
・利益の大部分が金利で喰われてしまっているような厳しい状況に陥っていないか?(インタレストカバレッジレシオ)

株式市場は昨日も今日も恐慌然としてパニックの様相を呈している。
ただ、僕がかねてから目をつけていた会社(の株)も大幅に値を下げているので、その辺は嬉しい。

今しばらくしたら、そういった会社の持ち株を増やそう、なんてことを考えたりしている。
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2008年10月04日

会計操作を許したアメリカ の話

アメリカの会計基準がゆるくなった。

市場価格の急激な下落が "rare circumstances" に該当する場合は、必ずし
も(下落した)市場価格まで評価額を切り下げる必要はない、ということ
とした。つい最近の話。

サブプライム問題に始まった信用収縮に対するひとつの策として、アメリカ
は金融機関に会計操作の機会を与えた。

1990年代の日本を見るかのようだ。ひとことでいって愚かしい策だ。

要は「くさいものにはふた」ということだ。

国際財務報告基準(IFRS)も、アメリカの会計基準に合わせる可能性が出て
きたらしい(今回取り上げたFTの記事では好意的に取り上げられているよう
だが)。

これはディスクロージャー(企業情報開示)制度面での、明らかな、しかも
大きな後退だ。

アメリカもヨーロッパも、日本の「失われた10年」から何を学んだというの
か。(愚かしかった日本の対応をせめて反面教師にしてもらわなければ
一日本国民としてくやしいではないか)

日本の会計基準設定主体もこれらの動きに追随するだろうか?

追随するようであれば、だめだ。「失われた10年」の再来も覚悟しなければ
ならなくなる。

※信用力に乏しい不透明な情報開示は投資家を委縮させる。株価が上がる
はずもない。

逆に、いまの日本の会計基準の水準を堅持し続けるのであれば、相対的に
日本企業(日本の基準に沿って情報を開示する企業)の魅力度は格段に
上がる。

今、日本の会計は大いなる分岐点に立っている。これをチャンスとするか
否かは、日本が、この世界的な信用収縮の混乱にどのような姿勢で臨むかに
かかっている。
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2008年08月20日

四半期決算を投資に活かすコツ の話

7月から8月にかけて、いくつかのクライアント企業の四半期決算レビューに臨んでいた。

四半期報告制度の全面適用で、企業情報の適時開示は前進したといっていいのかもしれない。

しかし四半期報告を活用する中で、もっとも大事なこととは

「四半期決算の業績うんぬんで売った買ったをくりかえさない」

ということではないか。

3ヶ月間なんていう短い期間で投資の意思決定をすものではない。

むしろ、1年に1度の有価証券報告書をじっくり見て、数十年単位で物事を考えるほうが、ずっとずっと健全で良好な結果が得られるはずだ。
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2008年08月19日

新しい棚卸資産評価基準 の話

棚卸資産の評価損が企業の利益を押し下げている

・・・という風に報道されている。

これは新しい会計基準・棚卸資産評価基準のせい。

在庫として持ってはいても、その簿価に見合った収益稼得が見込めなければ、見込める価額まで評価を下げなさいよという基準だ。


誤解してほしくないのは、新しい会計基準の導入が企業の活動の足かせになるわけではないということ。


目を向けたいのは、新しい会計基準が明らかにする企業の実態だ。


収益を稼ぎ出すことのできない資産は広義の不良資産といえる。


これが外からはまるで分らなかったのが、ひと昔前の日本の企業群。


それではだれも信用してくれないので、当時日本の経済活動は著しく萎縮した。


昨今のサブプライム危機どころではないクレジットクランチ(信用収縮)が、日本の失われた10年をもたらした。


そういう意味では、信用収縮の苦渋をいち早く経験した日本だったからこそ、いまだに世界中を覆うサブプライム問題から来るダメージを小さく抑えられたのかもしれない。


企業の本当の姿をありのままに知ってほしいというのが健全な会計基準の存在意義だ。


日本は、遅くとも一歩一歩着実に前進している。


株価は相変わらず低迷しているけれども、日本企業の将来性に、僕は変わらず楽観している。
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2008年06月26日

僕が株主総会を好きなワケ

昨日、ある会社の株主総会に出席してきた。一株主として。

僕が株主になっている他の会社も同日開催で、どちらに出席しようか迷った。

結局、市場の評価が急激に悪化しているほう(株価急落中)の会社(不動産業)を選んだ。

総会の会場は新宿にあるホテルの一室。

若い社員の人たちが案内してくれた。
明るい顔つきできびきびした若い社員さんたちに好感を覚える。

※会社の将来は若い社員たちの肩にかかっている。


経営陣も落ち着いて見えた。社長の声にも力強さを感じた。

※声の質は人の内面を反映する。


株主の方から出る質問も真摯なものが多い。
「株価が下がっているがどうした?」なんてのはなかった。

※株主は会社を映す鏡。株主の質は会社の質でもある。


適度な緊張感のなか、総会は終わった。

その後、社長と幹部社員一人が残り、経営近況報告会なるものが開かれた。

昨今の流行りなのだろうか?

社長は「株主の皆さんに、当社のビジネスをより深く理解していただければ」という。すばらしい。

改めて読み返すに、決算書の数字も問題なさそうだ。
この会社、買い増すことを考え中。

※結論:株主総会では決算数値だけでは読み取れない大切なものを感じることができる。出席すべし。
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2008年06月20日

驚きの株式持ち合い情報開示 の話(エーザイ)

エーザイが株式持ち合い情報を開示した。

株主に毎年送られてくる株主総会招集通知の中での話。

どの会社とどの程度の株式を持ち合っているのか、そんな情報は(とても興味深いものだが)開示は強制されていない。

もし知りたければ、有価証券報告書の「大株主情報」と「保有する有価証券の明細情報」とを突き合わせて調べる他ない。

ただしそこまでやっても、持ち合い状況を網羅的に把握することはむずかしい。

今回、エーザイが2008年3月期の決算書で任意に開示してくれた株式持ち合い情報は、実に画期的なディスクロージャーだ。

正直、驚いた。

なぜわざわざそんな(ネガティブにとらえられがちな)情報をあえて開示するのか?

エーザイのコーポレートコミュニケーション部いわく、

「相互の株式保有で連携を強化すれば企業価値は高まる。隠す必要はない」

からだそうだ。(出所は6/19の日経新聞)

個人的に、株式持ち合いは大嫌いだ。

それは株主軽視・経営者の保身・(名目的な)資本効率の悪化につながるからだ。

けれどこういう後ろ向きな情報も、あえて積極的に開示しようとする会社は大好きだ。

実際、エーザイの株式持ち合い状況を見てみると、なるほど極端なものではなさそうだ。

持ち合い先のエーザイ株保有割合は、全部合わせても2.54%。

決してほめられたものではないけれど、株主を食い物にして経営者が保身に走るには規模的に小さすぎるかもしれない。

あぁその程度かとも、つい思ってしまう。

ぜひともこういう情報を法的強制開示の対象としてもらいたい。

そうすれば企業の選別が進む。

コーポレート・ガバナンスへの不信感の高まりから、パッシングされ続ける日本企業の評価も変わる。

このところの日本株低迷の元凶は不信感だ。

カラフルな事業報告書もきらびやかなアナリスト説明会もいらない。

なんら後ろ暗いことはない。望むならすべてをお見せする。会社のありのままの姿をお伝えする。

そんな姿勢の経営者が率いる会社が評価されないはずがない。

そんな会社にこそ投資したい、株主であり続けたいなと思っている。
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2008年06月14日

ご縁のある会社 の話

以前、僕が楽しい投資研究所HPで詳細な分析を行った会社へ、今度は監査人として乗り込むこととなった。

これまでに公開してきた会社分析は、決算書(有価証券報告書や決算短信などなど)を頼りに会社の本質に迫ろうとしてきたものだ。

で、今度は実際に、分析した会社の内部へ足を踏み入れることになる。

僕の分析が、どれだけ会社の真実の姿に迫れていたか?
何が正しくて何が正しくなかったか?

それが明らかになるというのなら、僕自身、非常に興味をひかれること。

もしもその過程をレポートできるのなら、友の会・会員の方たちにとってもきわめて興味深いものになるのでは?

なんて思ったりもするのだが、残念ながらそれはできない話。

監査人は会社の深層に踏み込める立場にあるだけに、そこで知りえた事実を監査の目的以外に用いることは許されない。

ただこの経験を通じて、僕自身の会社分析スキルをさらに磨くことができる可能性も高い。

今後はより精度の高まった分析レポートの提供を通じて、楽しい投資研究所のミッション、

"決算書を、投資家にとって身近なものとする。
ひいては日本の株取引の場を、健全な資本市場とし、市場を通じたコーポレート・ガバナンスを通じて、優れた、尊敬できる会社をバック・アップし、さらには豊かで幸せな国づくりに資する"

を果たしていけたらいいなあ、と思っている。
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2008年06月04日

決算情報にひと工夫。投資成果を高めるコツ、の話

アナリストの間で、マンション販売大手の決算に対する警戒感が高まっている。

というのも各社の間で在庫が膨らんでいるから。

この情報は、貸借対照表の「たな卸資産」という項目を見れば分かる。

地価の上昇を見込んで、不動産各社は強気に土地を仕入れていたが、ふたを開けてみれば景気の失速とインフレの進行(物価高)で、買い手の多くが消えてしまった。

結果、マンション販売各社には多くの在庫が滞留する状況となった。

ところで僕が監査実務の現場にて、例外なく注視するのがこの「たな卸資産」だ。

過去の実績と比較して、たな卸資産が大きく膨らんでいたりすると、それは要注意。

もしかしたら不良在庫が増加しているサインである場合が少なくない。

単純にたな卸資産の額を比べるだけでなく、売上高や売上原価といった取引規模とたな卸資産の残高を対比してみることによって、事業規模の拡大・縮小に見合った在庫水準かどうかも把握することができる。

視点にひと工夫加えることによって、これまで見えなかったものが数字を通して見えてくる。

ちょっとした手間をかけることで、他の投資家には見えていないものが見えてくる場合が少なくない。

この情報解釈力の差が、長期的な投資成果に大きな差を生むのだろうと思っている。
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2008年04月30日

上がり調子の日々

箇条書き風に更新。

・3月決算企業の監査手続が佳境に入ってきた。
この時期は会計士にとっては1年を通じて最大の繁忙期、僕もおかげさまで極めて多忙だ。というわけで更新が滞りがちなのである。すみません。

・世間ではGWだそうだが今年の僕にそんなものはない。ひたすらハードワークの日々である。まあ仕事は嫌いじゃないのでありがたいといえばありがたい。せっかくなので楽しみながら仕事に励んでいる。

・日本の株価がこのところ上がり調子で見ていて面白い。日本の企業風土を十把ひとからげに見てしまうと閉鎖的でどうしようもなさそうだけれど、よく見れば良い会社は業績も財務の内容も良いのだから、評価が回復するのも自然の流れと思うのだ。

そういうところが見えてきたら、今のうちにそういう会社の持ち分を増やしておくのは投資家として好ましい行為だと思うのだ。

決算書は企業の内情を透視するのに、これ以上のものはない貴重な情報源である。投資家は透視する技術を磨くべし。
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2008年02月03日

【告知!】 新作の会社分析レポートできました

ちょっと前、お知らせしましたとおり、今回取り上げましたのは
ハイビック株式会社!です。


※特製 会社分析レポート ハイビック株式会社 編
http://www.1toushi.com/library/report011_hivic.htm


もしも個別に請け負って、このレポートを作成したとしたら・・・
私の、クライアントさんへの請求額はたぶんン十万円(!)です。場合に
よってはケタが変わります。

なのに、これを無料で公開しようというのですから、われながら酔狂な話
ですね。

とにかく、それくらいの時間とエネルギー、経験から得られた知識を注ぎ
込んで作り上げました分析レポートです。

なお、巻末には読者さんへの「スペシャル オファー」もあったりします。

この分析レポートを読んで、決算書を読むこと・読み解くことが、投資家に
とってどれだけ有益かを、少しでも感じ取っていただけたら、この上なく
嬉しい私です。

では、会社分析レポート ハイビック株式会社編、愛を込めて、楽しい投資
友の会・会員にみなさまへお届けいたします。

※楽しい投資友の会・会員さんには、一般公開に先がけての24時間先行公開
とさせていただきました。

※楽しい投資友の会 → http://www.1toushi.com/oc/

どうか楽しみながら、読んでみてくださいね。Happy reading!


※特製!会社分析レポート ハイビック株式会社 編
http://www.1toushi.com/library/report011_hivic.htm
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2008年01月31日

新しい会社分析レポート(ハイビック株式会社 編)できました!の巻

こんばんは。楽しい投資研究所の庄司です。

つい先ほど、新作の会社分析レポート(ハイビック株式会社編)を、楽しい投資友の会・会員さんへ先行公開いたしました。

公開と同時に、友の会・会員さん宛ての「楽しい投資ニュースレター」を配信しましたが、もし万が一、ニュースレターが届いていないという方がいらっしゃいましたら、こちらからご連絡ください。新作のレポートを、個別にお送りさせていただきます。
 → http://www.1toushi.com/post/

※一般公開は48時間後を予定しています。

※楽しい投資友の会・会員登録はこちらからできます。念のため。
http://www.1toushi.com/oc/
posted by SHOJI at 18:54| Comment(0) | 会計と投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月16日

[ 気になるニュース ] サイバーステップ 決算発表延期

オンラインゲームのサイバーステップ

15日に予定していた11月中間期の決算発表を延期と発表。

会計処理をめぐり、太陽ASG監査法人との調整長引く。

(ソースは今日の日経新聞)
posted by SHOJI at 20:06| Comment(0) | 会計と投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[ 気になるニュース ] 決算訂正 LEOC

LEOC、2007年9月期の中間決算(短信)を訂正。

連結最終損益、赤字ふくらむ。

当期純損失 △9,500万円 → △1億3,400万円 に。
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2008年01月14日

特製の会社分析レポートただいま執筆中 の巻

3連休、いかがお過ごしでしょうか。

さて、次の会社分析レポート、久方ぶりに公開を予定しております。

分析対象となります会社は、

ジャスダック上場の・・・・・・


ハイビック株式会社!


に、決定いたしました。
岡山県人さん、リクエストどうもありがとう。

シンプルに分かりやすく!をモットーに、お届けしたい所存です。

楽しい投資友の会・会員のみなさんには、一般に先駆けて24時間先行公開させていただきますよ。


※「友の会」への入会手続はこちらからどうぞ(手続は2分もかかりません。しかも無料です)
http://www.1toushi.com/oc/

一足先にレポートをゲットしたい方は、この機会にぜひご入会あれ。


(参考)過去の分析レポートはこちらからどうぞ。
http://www.1toushi.com/library/


ではお楽しみに。ばへっとでした。
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2008年01月09日

新しい会計基準が景気に与える影響 の話

ちょっと前、資産除去債務の会計基準案なるものが公表された。

「資産除去債務」とは、建物や設備を撤去する際に発生するであろうと見込まれる債務のこと。

たとえば土壌汚染が生じていたりすると、その後始末に結構なコストがかかる場合がある。

将来のそういう費用をあらかじめ取り込んでおかなきゃだめなんじゃないの?ということから、こういう債務をも認識しましょうよという風に、会計業界では話が進んでいる。

これまで日本の基準にこういうものはなかったのだが、国際財務報告基準(IFRS)とのすり合わせを進めていることから、こういう概念も取り込むことになった。

というのも、日本の会計基準がIFRSと実質的に同等のものであると認めてもらえなかったら、EU経済圏で活動する企業の資金調達に不都合が生じてしまうから。

場合によっては、EUの資本市場で資金を調達したかったら、決算書をこっちの基準(IFRS)に即したものに作り直してこい、なんてことをいわれる可能性もある。

異なる会計基準に基づく決算書の作り直しには、会計のプロたちの手にかかっても、結構な手間ひまコストがかかってしまうのだ。

そうなると、日本の会計基準が消滅してしまう事態だってありえない話じゃない。

そんな事態は何とか回避したいということで、ただいま必死に進められているのが会計基準のコンバージェンスというもの。

そんなこんなで導入が予定されているのが、資産除去債務の会計基準。
平成22年4月以降開始の事業年度から強制適用される予定。

そんななかで興味深いのは、土壌汚染処理事業者の景気が良くなっていること。

2007年のジャスダックにおける株価上昇率1位は、土壌汚染処理事業のダイセキ環境ソリューション社。

企業の環境対策への意識の高まりを背景にの件数が増加と報じられたりしている。(ソースは'08/01/08の日経新聞)

こういう新たな債務を認識しなければならないとなってくると、今のうちに何とかしておかなきゃなという意識が経営者に芽生えてくるもの。

一度に巨額の債務がのしかかってくる事態は何とか避けたい。そんな思惑から、土壌汚染処理産業にとっての特需となるきっかけにもなりうる。(もちろんこれだけが原因ではないだろうけれども)

会計処理がどう行われようと、企業活動の実態が変わるわけではない。

しかし新しい会計基準の導入によって、認識が変わると、それに伴い経営判断にも新しい要素が加わる。

その結果として、実体経済に影響を与えるというのもよくある話。

どんな会計基準が導入されるかを読み解くことで、活気づく業界・そうでない業界について、予測することもできない話じゃない、ということで、こんな話を書いてみた。
posted by SHOJI at 17:11| Comment(0) | 会計と投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[ 気になるニュース ] 自社株買いを進める会社が増加中 というお話

サブプライム危機をきっかけに、株価が急落する中、自社株式を市場から吸収する会社が増えている。

自社が筆頭株主の会社が2007年9月末時点で142社になったそうだ。

なかでもアルゴゴルフ社の場合、自社株の保有割合は全体の25.2%にも及ぶ。
(ソースは今日の日経新聞)

自社株取得を進める企業が増えているのは、日本だけでなく、世界中で見られる現象。


この記事を読んでくださっている方は、ぜひ投資している会社の貸借対照表を見ていただきたい。

「純資産の部」の中に「自己株式」という項目があるはずだ。

ところで今、僕の手元のある2007年3月末時点のトヨタの場合、△1兆2,289億円と記されている(有価証券報告書記載の連結貸借対照表から)。

「自己株式」が純資産のマイナスと表示されるのは、"自社株の取得 = 資本の払い戻し(つまり純資産の現象)" を意味するから。

安く自社株を市場から吸収できれば、(理論的には)それだけで企業価値を上昇せしめることができる。

そしてこのことはつまり、現状の株価は充分に割安ですよと企業の経営陣が判断しているということでもある。

株価が高いか低いかは投資家個々人が判断すべきものではあるが、企業の自社株取得方針というものは、きわめて価値ある投資判断材料であると考えることから、今日はこんなことを書いてみた。
posted by SHOJI at 16:21| Comment(0) | 会計と投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

気になるニュース(自社株取得枠設定 編)

昨日に引き続き、自社株の取得を予定している会社の情報を取り上げます。

今日は直近の株価との比較を加えてみました。

なお、下記の数値は、上限金額を取得株数で割った平均単価(直近の株価と乖離率)です。

※表の見方:自社株買い単価(直近の株価、乖離率)

イズミヤ 750円(533円、-40.71%)
科研製薬 800 (773、-3.49%)
東京エネシス 800 (629、-27.19%)
ジー・トレーディンク゛ 20,000(17,200、-16.28%)
(ソースは今日の日経新聞)


反響がまるでないということは、求められていない情報なのでしょうか・・・?
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2008年01月08日

気になるニュース(自社株取得枠設定 編)

僕が注目する「自社株取得枠設定」情報。

以下の数値は、上限金額を取得株数で割った平均単価です。

オカモト @400円
フジッコ @1,400円
飯田産業 @867円

(ソースは今日の日経新聞)
posted by SHOJI at 11:29| Comment(0) | 会計と投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

気になるニュース(監査法人の辞任編)

アスキーソリューソンズ社は、霞ヶ関監査法人が会計監査人を辞任したと発表(7日)。

アスキーS社は過年度決算の訂正作業を継続中。

霞ヶ関監査法人の監査人辞任の理由は、「監査対象が複数年度にまたがり、人的に対応できないため」という。

アスキーS社は同日、一時会計監査人にプライム監査法人を選任。
(ソースは今日の日経新聞)
posted by SHOJI at 11:23| Comment(0) | 会計と投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

不振の中で伸びるブランド の話(自動車業界編)

自動車産業が国内で苦戦中。
2007年の国内新車販売台数は前期比▲6.7%と低迷した。

ブランド別に眺めてみると、国内トップの「トヨタ」ブランドは、▲6.5%と業界並み。


参ったね、という状況の中、逆に増加しているのは、「ダイハツ」の+0.7%と「レクサス」の+11.9%。

小型車のダイハツはトヨタの子会社。
レクサスはいわずとしれたトヨタの高級車ブランド。

トヨタに肩入れする気は毛頭ないが、さすが、といった感はある。
(データは今日の日経新聞から)
posted by SHOJI at 10:17| Comment(0) | 会計と投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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