2006年09月06日

2006.9.1 (3) ローカル新聞

「旅先の地元事情を知りたい」

そんなときは、おもいっきりローカルな新聞を読むのが良いと思います。

なので、釧路新聞と北海道新聞を買いました。釧路駅で

大きく報じられていたのは、王子製紙の釧路工場閉鎖の噂。

釧路をおおうTOB失敗の余波。

大事なことです、雇用問題。
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2006.9.1 (2) うに・いくら丼

正午過ぎ、釧路駅に着きました。

乗り換えに時間があったので、昼食をとることにします。

駅前の通りを少々歩いたところに定食屋(居酒屋)を発見しました。

この近辺で働くサラリーマンの方々が、次々と入っていくところを
見るに、期待が持てそうです。

注文したのはうに・いくら丼(600円)と塩ラーメン(500円)です。

海鮮丼はさすが新鮮。

塩ラーメンも本当に美味、特にスープが。


・・・それにしても安い。ふたりで1,100円。

もしも東京なら・・・

「釧路直送!うに・いくら丼」

なんて銘打てば、2,000円でも十分売れそうです。

輸送費のかからないところで食べることのありがたさを実感しています。


(↓居酒屋「洒落」のうに・いくら丼と塩ラーメン。極めて美味)
uniikura.jpg
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2006.9.1 (1) 朝の出来事

羽田から釧路へ向かいます。

さっそく、同行者が搭乗手続きで引っかかりました。

機内持ち込み荷物の中のカミソリが問題となったもようです。

「うっかりした。

テロリスト扱いされるところだった」

とのこと

空港のスタッフさんは、笑顔で没収するのですね。

しっかり仕事しているな〜と感心しました。
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2006年09月01日

JAL 堕ちたブランド(いま釧路)

釧路に着いた。

釧路空港から釧路駅へ向かうバスの中で、これを書いている。

思い返せば、北海道は9年ぶり。

それにしても、けさ東京を発って、正午前に道東・釧路に着いてしまう
のだからすごいと思う。


ANA機で羽田からひとっ飛び。

当初の予定では、JAL機で女満別へ飛ぶ予定だったのだが、
同行者の強硬な反対に合い、急遽、ANA機に変更。
(JALはこわい、というので)

羽田〜女満別間の航路にANAはなかったため、行き先まで変更に
なった(女満別から釧路へ)。


そういえば少し前、JAL経営陣が、減価償却の方法を変更して利益を捻出
しようとしている、との記事が日経に載っていたのを思い出した。

原油高で大変なのは理解できるが、実態が何ら変わらないのに、
会計上の数字だけを取りつくろおうとしているのなら、本末転倒もいいところ。

JALのブランドが地に堕ちてるな、と思ったという話。

(ばへっと)
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2006年08月31日

しばし名称変更: ばへっと の 北海道 旅ブログ

しばらくの間、「楽しい投資ばへっとブログ」は、「ばへっと の 北海道 旅ブログ」に名称を変えてお送りいたします。

ばへっと が、投資に絡めて旅情をお伝えします(する予定です)ので、あらかじめご了承下さい。
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楽しい投資研究所 夏季休業のお知らせ

楽しい投資研究所セミナー事務局、は2006年8月31日〜9月10日の間、(遅めの)夏休みをいただいております。(セミナー教材等の配送は、9月11日以降となりますことを、あらかじめご了承下さい)
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2006年08月30日

保有銘柄の株価が下落、そんなときは・・・

こんにちは。ばへっと です。

このところ、財務分析のカタイ話題が続きましたので、今回はややライトに
「投資の感性」的テーマを取り上げます。

お便りをくださったのは、岡山県にお住まいの 猫山ぶひこ さん。

・・・ユニークなお名前がキュートですね!
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保有銘柄が下落したときに、どのように対処したらよいのでしょうか?
長期に保有し続けるといっても、株価の評価が市場で間違ってなされた
ことにより、自分が生きている間にプラスにならないリスクもあるように
思うのですが。
(猫山ぶひこ さん 岡山県 30代 女性)
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株式投資に臨んで、私が自らに課しているルールがあります。

それは、


 株価の上下動、市場評価の変化を理由として、株式の売買は行わない


というものです。

要は、 判断の軸足を自分自身の外に置かない ということです。

たしかに、株価が大きく変動するような場合には、いったいなにが起こった
のだろう?という疑問を当然、抱きます。

新聞を読み直してみたり、日経テレコンでここ数日間の日経四紙の記事を
チェックし直してみたりするわけですが、そういうときでも99%くらいは
どうってことのない事象に起因しているケースがほとんどです。


個人的には、株価の日々の値動きなんてものは、所詮、日々の天気のような
ものと考えています。

ある日はカラッと晴れたかと思えば、ときにはどしゃ降り、はたまた雷雨と
なることだってあるでしょう。

けれど、より長い目で空を見ていけば、温帯には温帯の気候が、
熱帯には熱帯の気候が、一貫してあるものです。

わが国、日本であれば、季節を経て、木々も芽吹き、花咲き、実をつけ、
落葉の時季を迎えます。

雪の中、春を待つ時季もやはり定期的にやってきます。


・・・ちなみに、株価の値動きを気候になぞらえるという考え方は、
私のオリジナルではありません。

古くからなされてきた、もはやクラシカルな投資の思考法です。


かつて、フィデリティのマゼランファンドを率いて輝かしい運用成績を
残したピーター・リンチという人物がいます。

彼は、自伝的な株式投資解説書の中で


 買った株は翌日暴落するの法則


を述べてくれています。


もはや生ける伝説となっているような人物であっても、自身の保有する銘柄
の株価が急落したとき、こころ穏やかに対処するのは、困難であったように
見受けられて、興味深いです。


ところで、私自身の経験(決して長くはありませんけれども)から申し
上げるとするならば・・・


・企業活動上の実態面で、優れた業績を上げ続けており、

・足元の財務状況も特段問題なく、

・まともな人物が経営している会社でさえあれば


たとえ株価が低迷を続けていたとしても、3年を待たずに市場の評価(株価)
は回復、大きなリターンを私たち投資家にもたらしてくれるもののように
感じます。

(投資家自身がそのビジネスを深く理解していることが前提ではありますが)


 ※つまり、どしゃ降りで雷雨の日こそ、絶好の買い時ということです。
  (いまさら改めて述べることでもないですけれどもね!)


短期的には、私たちはときに、普段ではとても考えられないような
愚かしい行動もとってしまいがちです。

けれども、長期的な視点で見てみれば、膨大な試行錯誤を重ね、その
結果として、極めて合理的な行動を取ることになるのでしょう。

これまでに何度も紹介していますが、かつてベンジャミン・グレアムが
語ったと伝えられている言葉がこれです。


 (私達の経験から)最終的にはマーケットは、

   本来の価値にあった価格を付ける


 ※出典:ビジネスは人なり 投資は価値なり ウォーレン・バフェット
  http://tinyurl.com/lwfju


この言葉は、まさに真実!との確信を、年を経るごとに深めていっている
ばへっと なのでした。


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posted by SHOJI at 06:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

土地の含み益 を読み解く法

こんにちは。楽しい投資研究所の ばへっと です。

岡山県にお住まいのE.Tさんからいただいたご質問にお応えする形にて
お届けしてきました「固定資産を読み解く」シリーズ(今考えました)
名残惜しいですが、今回が最終回です。

最終回は、企業が保有する土地に、焦点を合わせて見ていきましょう。

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投資を始めたばかりで、よくわかっていないのですが・・・
投資を考えている会社の子会社にはどんな会社があるかとか、その会社が
どのような土地を保有しているか(豊田自動織機や国際観光会館のような銘柄)
をどうやって調べればよいのでしょうか?

(E.T さん 岡山県 30代 女性)
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※前々号バックナンバー #025 有報から子会社情報を読み解く法
 http://blog.mag2.com/m/log/0000151650/107533774.html

※前号バックナンバー #026 親孝行な子会社発見(6201 豊田自動織機)
 http://blog.mag2.com/m/log/0000151650/107541748.html


(続き)

引き続き、H18/3期の豊田自動織機の有価証券報告書を例に取り上げます。


 ※参考:株式会社 豊田自動織機 IR ライブラリー
 http://www.toyota-shokki.co.jp/ir/disclaimer.html


この会社(豊田社)が保有している土地、ということであれば、

まず、連結貸借対照表 (p.48) の有形固定資産に目を通し、全体を把握して
おきましょう

これによれば、「土地」のH18/3期末現在、簿価は872億円。

豊田社グループ全体として、これだけの土地を所有していることが、
ここで分かります

そして引き続き、「主要な設備の状況」(p.21) を眺めます。

ここには、企業グループが保有する主な固定資産が、事業所別(所在地別)
に一覧表示されています。

豊田社の場合、愛知県碧南市・碧南工場の敷地41万平方メートルが、金額
(簿価)的に最も大きな土地なのですね。その簿価は146億円であること
が見て取れます。


ところで、「土地の含み益」というテーマで、言及しておきたいポイントが
ひとつあります。


豊田自動織機にはないのですが・・・

あなたが気になる会社の、貸借対照表(連結・単体を問わず)の資本の部
に「土地再評価差額金」という科目がないかチェックしておきましょう


EDINETで検索したところ、株式会社 高島屋のH18/2期にこの科目がありました。

そこで今回は、これを取り上げます。


 ※参考:株式会社 高島屋 財務情報(決算短信)
 http://www.takashimaya.co.jp/corp/zaimu/tanshin/main.html
(有報はアップされていませんでしたが、決算短信にも同様の記載があります)


高島屋のH18/2期末、連結貸借対照表に記された土地の簿価は1,434億円 (p.14)
です。

同時に「資本の部」に記載されている土地再評価差額金は48億円 (p.15) です。

さらに注記を読めば、高島屋はH12.12.31に土地の再評価を実施していることが
分かります。

つまりこの時点の評価額をもとに、決算書上、土地の簿価を評価替えしたと
いうことです。

再評価した時点で、土地の含み益が48億円(税引き後)あるということが
ここで示されているわけですが、この評価益、(売却するなどして)実現
したものではないため、損益に取り込まれたこと(過去の利益を押上げたこと)
はありません。

さらにチェックしておくべきは、期末日現在の簿価時価差額(注記 p.25)
です。

ここには、H18/3期末日現在の、簿価と時価との差額が、補足情報として記載
されているからです。

それによれば、期末日現在における土地の時価と簿価との差額は+143億円。

つまり、土地を時価評価した場合、これだけの含み益が、貸借対照表には
反映されていないけれど、存在する、ということが分かるのです。



決算書は会社の実情をシンプルに表現してくれているため、重宝します。

けれど、表面だけをなぞってしまうと、やはり表面的な理解にとどまって
しまうおそれも十分にあるということは、あらかじめ知っておくべき事実です。


企業の台所事情を端的に表すのが貸借対照表です。

それに加えて、その補足情報たる注記も読むことによって、会社の真実の
姿へ着実に迫ることができるというわけです。


初めて聞いた方も、企業情報開示の上では、このような読み解くポイントがある
ということを頭に入れておいていただきたいと思い、長々と述べてきました。


いずれ必ず、あなたにとって役に立つ知識となるはずですからね!


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2006年08月28日

親孝行な子会社発見(6201 豊田自動織機)

こんにちは。ばへっと です。

突然ですが、わが家の隣は公園です。

さほど大きくもない公園なのですが、小さなお子さんのいる家族にとっては格好の
遊び場らしく、休日・平日とを問わず、日中のお子様率はかなり高く、
少子化問題どこ吹く風、といった風情です。

うちの、道を挟んだ向かいに住むカップルさんも、育児に一所懸命な仲むつまじい
ご夫婦です。

わが子を全身で愛するあまりでしょうか、行動が筒抜けなのが、
なかなかイイ感じです(笑)。


「ユウスケ!今日はママが遅くなるから、パパがご飯作ってやるぞ!」

「ユウスケ!今日もパパと一緒にお風呂入ろうな!」

「ギャワーン!」

・・・ユウスケ君はお風呂が嫌いなご様子です。


「ユウスケ!パパがこれから水槽の掃除するからな!これをこぼしちゃダメだぞー!」

「・・・あ、こら!ユウスケー!」

ジャバー(水音)


・・・うーむ、子育ては大変そうだけれど、なんだか楽しそうだな、と思う昨今です。


さて、今回は、前回の続きということで、お届けいたします。


岡山県にお住まいのE.Tさんからいただいたご質問にお応えする形にて
今回は、企業の親子関係について少々詳しく見ていきましょう。

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投資を始めたばかりで、よくわかっていないのですが・・・
投資を考えている会社の子会社にはどんな会社があるかとか、その会社が
どのような土地を保有しているか(豊田自動織機や国際観光会館のような銘柄)
をどうやって調べればよいのでしょうか?

(E.T さん 岡山県 30代 女性)
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※前号バックナンバー #025 有報から子会社情報を読み解く法
 http://blog.mag2.com/m/log/0000151650/107533774.html


(前回お話ししました)豊田自動織機(以下、豊田社)の有価証券報告書
(H18/3期の有報 P.7)、「関係会社の状況」には、子会社として、
株式会社アイチコーポレーション(以下、アイチ社)が記載されています。

その部分を読んでみますと、親会社であるところの豊田社は、アイチ社の議決権
全体のうち、51%を所有し、かつ役員も兼任している、ということがわかります。

よって、アイチ社は資本的かつ人的にも豊田社の実質的な支配下にあるとして、
子会社ということになっているもようです。

ちなみに、このアイチ社は、東証一部上場企業でもあります。

(子会社上場というテーマ・問題もありますが、それはまた別の機会に)

そこでアイチ社の有報を見てみました。直近年度(H18/3期)における業績は・・・


 売上高499億円

 純利益53億円

 ROE17.9%

(いずれもアイチ社の連結ベース)


と、なかなかに好ましい業績です。

アイチ社に対する豊田社の持分(議決権ベース)は51%なので、アイチ社が
稼ぎ出した利益(ただし豊田社から儲けさせてもらった部分は除く)の51%は、
親会社である豊田社の取り分ということになります。

つまりそれだけ、豊田社に増益効果をもたらしてくれるわけですから、
まさに親孝行な子会社!といえるでしょう。

こんな子をこそ、持ちたいものです、親として。


ところで「関係会社の状況」の中には、子会社の他に「関連会社」なるものも
併せて記載されていることが見て取れます。


前述したとおり、子会社とは、実質的に支配している会社のことです。

一方、関連会社とは、支配下にあるとまではいえないのですが、出資した側が
強い影響力を保持している会社であることを意味します。

いまや、一概には言えなくなってしまいましたが、おおよその目安として、


  持分を50%超保有している場合 → 子会社

  持分を20%以上、50%以下保有している場合 → 関連会社


という風に理解しておけば、大きく見誤ることはないでしょう。

(厳密には、単純な資本関係以外にも、人的関係や、取引の依存度なんかを考慮する
なりして、実質的に判定しなくてはならないので、こんな煮え切らない表現になって
います)

ちなみに子会社と関連会社をひとくくりにして、「関係会社」と呼ばれることも多い
点、頭に入れておきましょう。

ちとややこしいかもしれませんが、こういった言葉の使い分け、会計のボキャブラリは
意外というかやはり、大切なので、一応ここで述べておきますね。

(さらに続きます)


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2006年07月29日

有報から子会社情報を読み解く法

こんにちは。ばへっと です。

このところ、夏休み気分ですっかり読書三昧の毎日です。

さて今回も、楽しい投資友の会・会員の方からのご質問にお応えしますネ。
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投資を始めたばかりで、よくわかっていないのですが・・・
投資を考えている会社の子会社にはどんな会社があるかとか、その会社が
どのような土地を保有しているか(豊田自動織機や国際観光会館のような銘柄)
をどうやって調べればよいのでしょうか?

(E.T さん 岡山県 30代 女性)
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ご質問どうもありがとう!

「子会社」とは、他の会社から実質的に支配されている会社のことです。

議決権を過半数(50%超)持たれていたり、
そうではなくとも、取締役会を人的にほぼ支配されているような場合には、
その会社は「子会社」となります。

で、支配する側の会社は「親会社」と呼ばれます。

  親会社 ⇒(実質支配)⇒ 子会社

という関係ですね。

たまに、投資雑誌などで、親孝行な子会社を持つ企業に注目!なんていう記事を
見かけます。

投資家をターゲットとした多くの雑誌には、たいてい、お薦め銘柄紹介、のような
コーナーがありますが、私自身、たまに手に取ることはあっても、こういう情報は
基本的に信用しません。

だったら出版社か、その担当者が、こっそり自分で買えばいいのに、と思うから
ではありますが・・・

私のスタイルとして、安直なおすすめ記事には、まず疑ってかかるようにしています。


それはそれとして、自分が興味を持つ業界や企業が取り上げられているのを
見かけると、思わず見入ってしまったりするのも事実です。(笑)

まあ、エンターテインメントとしては、そういう雑誌・情報誌もアリなのかなと。
(しかし、切り抜いて取っておきたい、というような記事はほとんどない点、
記事の深みも推して知るべし、といったところでしょうか)


さて、今回ご質問いただきましたE.T さん、
ある企業の子会社や、保有する土地について知りたい、とのこと。

これはカンタンです。

有価証券報告書(有報)を読みましょう。

有報は、上場企業が毎期作成し、公表する決算書のひとつです。

はっきりいって、企業情報の宝庫、です。

有報は、今や(ネットに接続さえできれば)誰でもどこからでも、手に入れること
ができる情報となりました。

タダなのに、そこに記されている情報の価値には、とんでもないものがあります。

金融庁が運営する企業情報開示サイト、EDINET にアクセスしてみましょう。

 EDINET  https://info.edinet.go.jp/


※具体的な利用方法は、「有報セミナー」試聴版(無料)にて詳しく説明しています。
 http://www.1toushi.com/yuho/


今回は、例として、豊田自動織機を見てみましょう。

EDINETを通じて、H18/3期の有価証券報告書をご覧下さい。

そして、注目すべきは、「関係会社の状況」という情報です。
(豊田自動織機の有報 7ページ目に記載)

ここに、主要な子会社・関連会社に関する情報が記されてます。

社名や所在地、資本金の額や、親会社が保有している議決権の割合、それに加えて

役員の兼任はあるか?

資金の貸付はあるか?

設備の賃貸は行っているか?

親子間ではどんな取引がなされているのか?

・・・といった事柄が、簡潔に記されています。

なるほど、この会社の率いる企業グループは、こんな企業群から構成されているんだな〜
ということくらいは、すぐに知ることができます。

(つづく)


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拳児

何ごとかを突きつめて考えよう、身につけよう、と努力していると、
ときに迷います。

自分が今やっていることは、果たして正しいのだろうか?

他にもいろいろなやり方・進め方があるらしい・・・むしろそっちを
やった方がいいんじゃないか?

なんて感じで、心が浮わついてしまう瞬間があります。

私の場合、公認会計士試験の受験勉強に励んでいたとき然り、
護身術を身につけようと、空手の稽古に励んでいたとき然り、でした。

そんなとき、このことば↓に、何度も救われましたものです。


「学ぶのには、上達と下達がある。
 上達とは、小技にとらわれずに物事の根本を理解すること。
 下達とは、小手先の技ばかり集めることに執着して、根本を理解しないことだ」


根本をつかめ、というのです。

決算書を読み解いて、企業の本質を理解しようとするときも、同様に感じます。

うわついた噂、根拠の乏しい推測などに惑わされず、本質をつかんだ上で
投資の意思決定を行っていきたいものです。

・・・ちなみにこのことば、何から学んだかというと

学生時代に読んだ「拳児」という漫画(!)です。

八極拳という中国拳法を学ぶ少年、拳児(けんじ)が、古くから伝わる拳術と
その理を身につけ、成長していく、というストーリーなのですが、
そこで語られることば、伝えられる逸話の数々には、かなり!深いものがあります。

いま読み返しても、下手なセミナーなんかよりずっと奥深いものを感じます。


 ※拳児(松田隆智 原作 / 藤原芳秀 作画) http://tinyurl.com/l7fbn


漫画といえど、あなどりがたし。
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2006年07月25日

利益と課税所得、大切なのはどっち?

こんにちは。ばへっと です。

日銀がゼロ金利政策を解除したことを受けて、このところ、普通預金金利が
軒並み急上昇しています。

しかしインフレ率は、それよりもはるかに高いであろう今日この頃・・・
みなさまいかがおすごしでしょうか。


さて、FRB議長が議会で証言したとか、日銀総裁が急激な金利引上げはないと
明言したとか、世界的に、金利動向が注目の的になっている昨今です。

かのバフェット氏は、自身の投資判断において、

「マクロ経済の経済予測を投資判断の基準にすることは決してなかった」

といいます。

バフェット氏の伝記ともいうべき(また私の座右の書でもある)
「ビジネスは人なり 投資は価値なり ウォーレン・バフェット」の中で、
著者のロジャー・ローウェンスタインは、こんなことを書き記しています。


―― 政治も天候も、そして悪いこともいつかは状況が変わるときがくる。
それを分析してみせるのはウォールストリートの遊びにすぎない。
彼らの世界では、大統領、経済、OPEC、ペプシの売り上げ、と何でも材料に
なるが、ひとつとして確実なことはない。
個々の株(会社)を分析すること以外に方法はないのである ――(p.124)


 ビジネスは人なり 投資は価値なり ウォーレン・バフェット
 (ロジャー・ローウェンスタイン著)
  http://tinyurl.com/lwfju


・・・心したいものです。あらためて。



さて、友の会・会員の方から続々とメールをいただいております。
どうもありがとう!

というわけで今回も、ご質問にお答えしていきたいと思います。

本日、取り上げますは、兵庫県にお住まいのiriさんからいただきましたメール↓
です。

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いつも楽しくポッドキャストを聞かせて頂いております兵庫県に住むiriと申します。
私自身は、不動産会社において税務の面において仕事をさせて頂いております。

今回質問させていただいたのは企業の業績指標性を示すといわれる経常利益という
抽象概念上の利益と、税務上出てくる課税所得という、云わば法的絶対性の強い
利益、とではどちらが株に有用な情報が選択が出来るか、教えて頂きたいのです。

というのも、期間損益計算を主とした『経常利益』よりも『課税所得』の方が
処分性の高い、すなわち純キャッシュを生じるような利益の算出方法が多いと
考えた為であります。

ある程度の選択の余地はあるが誤魔化しの効きにくい課税所得、に対して、重要性
の見地から判断が多様化している経常利益、もしくは、そこから算出される税引前
利益、企業業績や企業の健全性、公平性、成長性を判断する上でどちらが公平な
数値を出しているのか、ご教授願います。どうかよろしくお願いします。

(iriさん 兵庫県 男性 20代)
------------------------------------------------------------------

ご質問、どうもありがとうございます。

いつもどおり、私の思うところを、私なりの表現でお話ししますネ。


まず、「課税所得」とは、一体なんなのか?というところから見ていきましょう。

課税所得とは、読んで字のごとく、課税の対象となる所得・稼ぎのことです。

確定申告や青色申告をされている方はご存知ですよね。

年に一回、計算されるアレのことです。

この課税所得をもとに、税金の額は計算されます。


 ※課税所得 × 税率 = 税金


これに対して、「経常利益」とは何でしょうか?

損益計算書に記載される利益の一種です。

具体的には、売上高から原価と販管費、それに営業外損益を加味した上で、
算出される利益のことです。

(これに特別損益を加減算すれば、税前利益が出てきます)


この「経常利益」、日経新聞にもよく出てくることばです。

前期比何%増加したとか、何%減少してしまったとか、何とかかんとか。

利益にもいろいろな種類があるわけですが、注目すべき利益であることは
間違いないでしょう。


ところで、iriさんは不動産ビジネスの税務に深く関わっておられるご様子。

税務書類に数多く接する立場にあって、


 法人税申告書などを見るに、どうやら優れた会社ほど、課税所得が多そうだ


という風に感じられたのではないでしょうか?


良い視点をお持ちだ、と思います。


そこで、「課税所得」算出の目的と「経常利益」の意味を、それぞれ考えてみましょう。


「課税所得」は税金の算出を目的として計算される数字です

前述の通り、課税所得×税率=税金 なので

この金額が大きくなればなるほど税額は増えるという仕組みです


税法に基づいて計算されるのが「課税所得」(=益金−損金)

会計基準に即して算出されるのが「利益」(=収益−費用)


ところで、この課税所得と利益、一見似ているものの、算出の目的も、その額も
異なる、ということは知っておくべき事実です。


税法を定めるのは、徴税権を持つ国家、お上(かみ)です。

このルール(税法)にしたがって、税額を計算し、税金を納めなさい、と
いっているわけです。

なので、お上の立場から言えば、課税所得は多ければ多いほどいいという
ことになります。
それだけ税収が増えるわけですから。

なので、課税所得を減少させる要素の「損金」は、できるだけ少なく、
課税所得を増加させる要素の「益金」は、できるだけ多く認識してもらいたい
という意図を背景に、税法の体系は形作られているように見受けられます。

もちろん、タテマエは課税を公平に行う、といったものでしょうけれど、
国民の反感をできる限り抑えながら、できるだけ多くの税金を払って
もらいたい、というのが徴税サイドの本音というものです。

税法はあくまで法律ですので、これを破れば脱税という犯罪行為になって
しまいます。

なので、毎年計算される課税所得は、通常、緊張感とともに厳密な計算を
経て算出されます。

かといって、これが会社の収益性を適正にあらわしているかというと、
必ずしもそうとはいえません。

たとえば、近年話題の減損会計。

収益稼得力を失った固定資産(工場建物や機械とか)は、資産価値の減少と
とらえて、損失(評価損)処理が必要となります。

減損損失は費用なので、それだけ「利益」は減少します。

ところが税法は、この減損損失を課税所得の計算から、原則として除外する
ように求めています。

たとえ会計上の費用ではあっても、減損損失は必ずしも、税務上の損金と
しては認められないのです。

税法は、物理的に廃棄するなり売却するなりしない限り、税務上の損金とは
認めてくれません。


いかに企業の業績を適正に表現するか、を目的として計算される「利益」と
税法というルールに則った税額計算を目的として算出される「課税所得」。

それぞれ目的が異なれば、それに応じて金額も少なからず変わってきます。


「利益」の意味と「課税所得」の意味、

それらをとらえて、決算書に現れる数字を眺めて見ましょう。


多面的に見る、複数の角度からひとつの対象(企業)を眺めてみる、
というのがコツです。


すると、一方からだけでは見えてこなかった側面が見え、
やがて、その企業が立体的に、あなたのイメージとして、浮かび上がって
くるはずです。

それこそ、あなたが迫りつつある、企業の真実の姿です。


企業の真実の姿を見極める、そのスキルとして、私は「決算書投資術」と
名づけているわけですが、多くの決算書に触れているであろうiriさんは、
きっと、すでに企業を見る豊かな視点をお持ちのはずです。


それを育み、仕事と投資に活かしていけば、すぐに相乗効果が現れることでしょう。


バフェット氏も、こんなことばを残しています


 「私はビジネスマンである分だけ、優れた投資家であると思います。

  また投資家である分だけ、優れたビジネスマンでもあると思います」


 ※バフェットの投資原則(ジャネット・ロウ 著)より

 http://tinyurl.com/rgo4u
 

仕事に一所懸命、投資も一所懸命。

個人的には、このスタイルこそ、豊かさの流れを引き寄せる最良の道である
ように思えてなりません。

(ばへっと)



■書籍「決算書投資術」読者の声

読者の方からこんなメッセージをいただきました。

大変うれしいです、著者として。
------------------------------------------------------------------
株歴4ヶ月の素人です。著書を拝読いたしました。株式投資と限らず人生に
希望や勇気を与えてくれる内容だと思いました。

HPも、著書と共に暖かい感じがします。バヘットさんのお人柄だと思います。

わずかの投資経験ながら、株式投資とはひどく孤独な作業であると知りました。

証券会社の担当者すら、敵であると知りました。

このHPの暖かい雰囲気の中で株式投資ができればなと思います。

(A.Wさん 大阪府 男性 40代)
------------------------------------------------------------------

いやはや、ありがとうございます。

原稿を書いているとき、思ったものです。
うーむ、自分って、こんなことを語りたい人間だったんだ、と。

最近、投資のスタイルには、投資家自身の人生観が如実に反映されるものの
ようだなあ、なんてことを痛切に感じる、今日この頃です。(ば)


 書籍「決算書投資術」  http://tinyurl.com/79axc




■決算書投資術実践「有報セミナー」受講者の声

有報セミナー受講者の方からご感想とコメントをいただきました。

ご紹介しますネ。


▽有報セミナーを受講しての感想

決算書とは、ある部分を見れば一目で理解出来るものだと勘違いしておりました。
前後のページを関連付けながらじっくり読み解くことで、数字には表れてこない
部分まで読めることに驚きました。


▽これから受講される方へ特におすすめしたいパート

今話題にもなっております、監査報告書の中に非常に重要な文言が記載されて
いることを教えていただきましたので、最近は監査報告書から目を通すように
しております。


▽有報セミナーから受け取った価値

 5 0 万 円

(y.i さん 福島県 39歳 男性)


 有報セミナー http://www.1toushi.com/yuho/



◆◇ 決算書投資術 実践オーディオ・セミナー ◇◆
「決算書(有報)をフル活用!株式投資で儲ける技法」
(略称:有報セミナー)

<セミナーの内容・取扱うテーマ>
・決算書の王『有価証券報告書』とは何か?
・決算書を活かせる人、活かせない人
・有価証券報告書の特色を知る
・有価証券報告書から得られる投資情報
・有価証券報告書を投資の成功に結びつけるための心構え
・使える!財務分析の手法
・大量の投資情報を高速にしかも効果的に処理する方法
・監査人からの警告をキャッチする方法
・換金価値なし!擬制資産を見抜く方法
・企業の隠れた債務を暴く方法
・有価証券報告書を120%活用するための有機的
 /多面的情報活用メソッド
・有価証券報告書をスピーディーに、かつ無料で手に入れる方法
・この人にこそ投資したい!優れた経営者を見出す嗅覚の磨き方
・投資してはいけない!避けるべき3つのタイミング
・あなたにとって最適な業種を見出す方法
・投資家としてのアンテナを鋭敏に研ぎ澄ませる方法
・成功する投資家が日常的に行っている7つの習慣
・投資の成否を左右する「投資家」のための潜在意識活用法


 ※受講生の声 http://www.1toushi.com/yuho/kansou/recommend.htm


 お申し込みはこちらから。

 有報セミナー http://www.1toushi.com/yuho/



■楽しい投資友の会へのお誘い

楽しい投資友の会は楽しい投資研究所のオフィシャル・クラブです

友の会・会員さんには楽しい投資研究所の特製!会社分析レポートや各種
お知らせを一般に先駆けて先行公開しています。

入会金・年会費は無料。コストは一切かかりません。

入会手続はとてもカンタン。2分でできます。
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(メールマガジン『投資家さん、会計の勉強しませんか?』より)
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2006年06月29日

粉飾決算。その兆候を見抜く法

こんにちは。ばへっと です。

日中は真夏もかくやという暑さの今日この頃、みなさまいかがおすごし
でしょうか?


今日は株主総会の集中日だそうです。


私も6月に入ってから、いくつか投資先の株主総会に出席してきました。


株主総会は、普段接する機会のない経営者さんと直に接することのできる
ほとんど唯一のチャンスです。


そこでは、数字からだけではどうしても読み取ることのできない、貴重な
情報を得られるものです。

そういう意味では、総会出席後、満足して帰途につくことができました。

株主総会については、そのうちこのメルマガでも取り上げますね。


ところで、このところ、楽しい投資研究所のポッドキャスティング(インター
ネットラジオ)をお聴きになって友の会に入られる方が増えています。


 楽しい投資友の会  http://tinyurl.com/b3yv3


ラジオっておもしろいものですね。


そもそも、自分のオフィスがラジオ放送局になるなんて、1年前は想像も
つかなかったことです。


先日は勢いのまま、新潟のホテルからお送りしました。

(パソコンとマイクさえあれば、このご時世、どこだって放送局です)


新潟の隠れた名物「イタリアン」を食べ損なった悔しさに歯がみしつつ
お送りしています。

・・・テーマは「ご当地グルメ」ではなく、「賢明なる投資の探求」です。
念のため。


 楽しい投資 Podcast /「株価急落。パニックの中に買い場あり」
   http://1tpc.seesaa.net/


ラジオと連携して「聴くメールマガジン」なるものも配信中です。

ぜひこちらもご登録いただければ嬉しいです。無料ですので、ぜひどうぞ。


  聴くメールマガジン "楽しい投資 Podcast"
    http://www.mag2.com/m/0000178898.html


さて今回は、先日(6月21日)楽しい投資友の会に入会された方からお寄せ
いただいたご要望を取り上げます。

------------------------------------------------------------------
(楽しい投資研究所HPを)ポットキャストを聴いて初めて知りました。

決算書の読み方を学ぶための良書(初学者向け)などありましたら、ぜひ
ご紹介願います。

(北海道/男性/A.Dさん/30代)
------------------------------------------------------------------

決算書の読み方を勉強するための良書・・・

しかも初学者向け・・・

・・・・・・


会計をテーマにした本は多々あるのですが、何を目的とするかによって、
適する書物はやはり異なってきます。


ここでは投資する側として、これは良い本だなあ、と思えたものを2冊、
ご紹介しましょう。


まずはこの本、


・株に強くなる 会社の見分け方(日経新聞社 編)
  http://tinyurl.com/fpkev


昨今、話題のテーマを取り上げながら、素人に配慮した平易な表現で、会社を
読み解くコツ、しかもかなり本質的なところを突いてくれています。


楽しい投資研究所の主宰者として、最大のライバルとでも呼ぶべきものが
この本のような気がしてなりません(笑)


(笑)とか書いていますが、マジにおすすめです。



さてもう一冊、私にとって、個人的に思い入れの深いのがこちら(↓)です。


・入門 有価証券報告書の読み方(吉村光威 著)
  http://tinyurl.com/eb6ph


私自身が、有報の可能性に驚き、そしてのめりこむきっかけとなったのがこの本です。

私が新人の会計士補として、日々悪戦苦闘しているとき、すでに実力派経理スタッフ
として活躍していた女性(今の妻)から紹介された本でもあります。


今となっては古い本となってしまいましたが、私の本棚には、今でも目立つところに
収まっています。

この本の中に記された一文をご紹介しましょう。


「(有価証券報告書を)読むというのは、眺めるのとは違う。ここに載っている
情報を分析して、一本筋の通った企業の姿が見えなければ読んだとはいえない」
(136ページ)


この言葉こそ、今の私の原点です。


すでに絶版のようすですが、アマゾンのユーズド商品として入手可能のようですので
興味がおありの方はぜひどうぞ。(現在、13点が出品されています)


ところで今、近所のファミレスでお茶しながら、週刊ダイヤモンド(2006年6月17日号)
を読んでいるのですが、特集記事「会計不信 "中央青山ショック"」が、なかなか
おもしろいので、ついでにご紹介しておきます。


 週刊ダイヤモンド(会計不信 特集号)
  http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=20243061706


中でも "Part3 会計不信の根本・粉飾の実態" で扱ってくれている「粉飾の兆候」
は、良い記事だな、と思いました。


せっかくですので、これに絡めた具体例をひとつ取り上げておきましょう。


あなたが気になる会社の決算書を開いて、売上に対する売上債権の割合を計算して
みてください。


(売掛金+受取手形+裏書手形+割引手形) ÷ 一ヶ月当たり売上高 です。


こうして計算された値は、「売上債権の回転期間」と呼ばれます


この値を、時系列に並べてみてください。


・・・何とかして売上を上げたい、利益が欲しい、という会社は、ときに
架空売上の誘惑に駆られたりするものです


そこで、(決算対策として)関係の深い取引先に無理やり売り上げたりしようものなら
売上は増加しても、同時に、この回転期間が不自然にふくれ上がってしまいます。


今回の記事で白眉だったのはこの一文です。


「財務分析には、さまざまな手法があるが、『粉飾を見破るのに有効なのが期間比較』
というのがプロの一致した見方である」(p.42)


会社の実態に迫るのに、実は、複雑な計算式は不要なのですね。


過去の決算数値を並べて単純に比較してみる・・・実にシンプルな手法です。


しかし、これが実はとっても大事な見方であり、財務分析の基本なんです。


実際、監査実務にたずさわる(ほとんど)すべての公認会計士は、この手続を起点に
監査を進めています。(応用例は種々ありますが)


その上で、仮説思考と想像力を駆使して、会社の本質を理解することに努めるのです。


すると、チャート分析に時間をかけるよりもずっとずっと深く優れた視点が
得られるものです。


はじめの一歩は大きな一歩。ぜひ、お試しあれ。

(・・・けど、有報セミナー受講者の方はすでにご存知の事柄ですよね?)

  有報セミナー http://www.1toushi.com/yuho/


とにもかくにも、知的怠惰に陥ることなく、自らの頭で考えて実践する投資家こそ、
長い目で見て、最高のリターンを手にすることができるはずです。


個人的に、日本の株式市場はなかなかに興味深い時期にあるように思える
今日この頃ですが・・・

慎重さと大胆さとを矛盾なく胸に抱いて、楽しく投資を実践していきたいものです。


(メールマガジン『投資家さん、会計の勉強しませんか?』より)
  当メールマガジンの登録・解除はこちらから。無料ですよ。
   http://www.mag2.com/m/0000151650.htm
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2006年05月28日

利益の急増。そのワケは?

こんにちは。伊豆高原の温泉でリフレッシュしてきました、ばへっと です。

決算発表が集中する時期も、ようやくピークを越えました。

上場企業が連日のように発表する決算を受けて、利益がいくら上がった、
いくら下がったとメディアがしばしば大きく取り上げます(騒ぎ立てます)。

しかし、こうして発表される「利益」というもの、じつは意外にも


 曖 昧 ( あ い ま い ) な も の 


なんです。

ご存知でしたか?


利益とは、一定のルールに従って算出された、企業の業績を表す数値です。

このときに用いられるルールこそ会計基準なわけですが、この基準、多くの場面
で複数の会計処理方法を認めています。

企業体としての実態はひとつであっても、それを表現するために用いられる会計
処理の方法は必ずしもひとつとは限らないのが実情です。

企業活動と、その成果を表現するための会計処理がいくつか存在するというので
あれば、利益の額も自然と、それに応じて変わってくることになります。

実態は同じでも、採用する会計処理方法によって、利益の額は変わるのです。

この事実を知らないままでいると、思わぬところで足をすくわれてしまいかねません。

というわけで、今回のテーマは「会計処理方法の変更」です。

具体的には、「退職給付」という分野を取り上げてみていきましょう。


  *  *  *


ほとんどの企業は、従業員の人たちへ、将来、退職金を支払います。

退職時に支給されるベネフィットを、会計の世界では退職給付と呼んでいます。

退職給付には、一時金(退職金)で支払ったり、年金(退職年金)で支払ったり
といろいろな形態があります。

しかし結局のところ、企業が負担しなければならない費用であることに変わりは
ありません。

そういった将来の退職給付に備えて、あらかじめ資金を手当しておくのが企業
としては通常の姿です。

退職給付という費用の元手となる代表的なものが年金資産です。

その年金資産の内容は、株式であったり債券であったり、多種多様ですが、
多くの企業が、将来の退職給付の支払いに備えて、年金資産を運用しています。

ところで、日本の会計基準(退職給付会計基準)では、会計上のルールとして、
年金資産の将来リターンを予測することが求められます。

企業ごとに、将来見込まれる年金資産のリターンはどれくらいかを予測し、今の
うちに負債として認識しておくべき(あるいは引き当てておくべき)額を算出し
なければならないからです。

会計上の前提として設定しなければならない将来リターン(これを会計の世界
では「期待運用収益率」と呼びます)、現時点では大体、年率2%前後に設定
する企業が多いように見受けられます。

ところで2006年3月期は、株価の値上りの影響で、実際のリターンが予測の
それを上回るケースが相次ぎました。

当初の予想と異なるリターンを手にした企業は、これを決算に取り込まなくては
なりません。

たとえば、当初は年金資産の運用収益を1億円と予想していたけれど、ふたを
開けてみたら3億円の運用収益が得られた企業があったとします。

 ※実際の運用収益(3億円)−予想していた運用収益(1億円)=+2億円

これだけ予想を上回る運用成果が得られたのなら、喜ばしいことです。

そしてこれもまた、企業にとっての「利益」であることに違いありません

この予想を上回る運用成果という利益、会計上はこれを「数理計算上の差異」
と呼びます。

ところで、問題なのは、いつの時点の利益とするか、それは企業によって異なる
というところです。

この2億円を、翌期から10年かけて損益に取り込む(つまり毎年0.2億円ずつ
収益として認識する)企業もあれば、翌期に一括して損益に取り込む(つまり
翌期にまるまる2億円を収益とする)企業もあったります。

これは、企業があらかじめ定める会計方針によって、会計処理の方法が異なって
くるためです。


ここで、三菱レイヨンのケースを見てみましょう。

三菱レイヨン社は、当初、こういった年金資産運用収益の予想と実際との差額
を5年間かけて損益に取り込んでいました。

それが2006年3月期からはその会計方針を変更し、発生した年度の翌期に一括
して損益に取り込むこととしたのです。

2006年3月期は三菱レイヨンの年金資産もその運用成績が好調でした。

予想よりもかなり良かったもようです。

そして、この予想を超過した運用成果は、翌期(2007年3月期)の損益に一括
して取り込まれることになります。

その結果、翌2007年3月期の(経常)利益は+150億円上乗せされることに
なりました。


※'07/3期の経常利益予想は570億円。うち150億円はこれが原因ということです。


つまりそれだけ、翌期の業績は良くなるわけで、業績予想の公表を受けて、
株価は急騰、上場来高値をつけました。


私たち投資家にとって、気をつけておきたいのは、会計方針の変更がどう行われ
ようと、


 企 業 活 動 の 実 態 が 変 わ る わ け で は な い 



ということです。(経営者が会計を意識して、経営の意思決定に影響を及ぼす
ことはあるかもしれませんが)

特に、年金資産の運用という分野は、数十年単位の長期で考えるべき事柄なので
予想と実際の差異も長期で考えた方が良い、というケースが多いといえます。

そう考えられるからこそ、年金資産運用の予想と実際の差異を十数年かけて
損益に取り込むという処理も認められているのです。

「会計方針の変更」は、しばしば単年度の純利益に少なからぬ影響を与えるもの
ですが、その実態とは基本的に別物であるということは、おぼえておきたい事柄
です。

そして株価は、長期的に、企業の実態・本質的価値に収束するものです。

それを考えれば、会計方針の変更を原因とする損益のブレに一喜一憂するのは、
あやういことではないかなと、個人的には思ったりするのです。


会計を学ぶということは、企業の真実の姿・実態に迫るということであると同時に
表面上の数値に惑わされない、投資家としての眼力を磨くということでもあるはず
です。

賢明なる投資家を目指す私たちとしては、冷静に、企業の真実の姿を見極めたい
ものですね。
posted by SHOJI at 06:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月14日

税金の少ない会社。その理由

こんにちは。しとしと雨の続く中みなさまいかがお過ごしでしょうか?
ばへっと です。

先月下旬、所得税の還付金が振り込まれました。

還付金の金利に相当する還付加算金の利率は4.1%です。

この低金利時代に、お上も気前がいい!

と思いきや、加算金算出の対象となるのは、確定申告期限の翌日(3月16日)
から還付手続開始日までの期間です。

源泉徴収されている期間はそれよりもずっと長いわけで、それを考えれば、
その したたかさ たるや、さすがお上!といったところでしょうか。
(外資系金融機関の金利優遇キャンペーンに通じるものを感じます)



それはともかくとして、今回は、楽しい投資友の会・会員の方からのご質問
にお応えします。

友の会・会員の方から励ましのメッセージとご質問をいただきました。
ありがとうございます!

===================================================================
いつも楽しく拝見しています。

決算書を解読することが投資に非常に役立つということが徐々にわかってきました。

私が、とりあげていただきたいテーマのひとつとして、経常利益と純利益・税金の
関係があります。

法人税が約4割で、残りが純利益だと理解していますが、しばしば、そうなって
いない例があります。

例えば 6648 かわでん は、毎年わずかの税金しか払っていません。

いつまでもこの状態が続くとも、思われず、すると、PERもその分を考慮して
みなければならないのではいけないのでは?といったような問題です。

これからも期待していますので、ぜひ頑張って下さい。

(O.Aさん 愛知県 40代 男性)
===================================================================

上記のご質問、昨年の12月にいただいたものです。レスが遅くてごめんなさい。

実は かわでん の決算発表を待っていたのですよ

・・・と受け止めていただけましたら幸いです。



ところで、こういう具体的なご質問、私は好きです。謙虚な方も大好きです。

適切な答えを得るための最高の方法とは、いかに本質を突いた問いを設定するか、
であると考えます。

質問力を磨くことは、投資家としての力を磨き、高めることにダイレクトに
通じるはずです。

なので、こういう具体的かつポイントを突いたご質問には嬉しくなってしまいます。


ではさっそく、ご回答というか、一緒に考えていきましょう。


稼いだら税金を納めなければならないのは、個人も法人(企業)も一緒です。

逆に、稼ぎがなければ税金を納める必要もないというか、納めたくとも
納められない状態といえます。

ただし、所得にかかわらず負担しなければならない税金もあったりします。

たとえば住民税の均等割。

もしも大赤字の会社であっても(ほんのわずかながら)税金の支払いは毎年必ず
発生するものです

普通に稼ぎのある会社の場合、実質的に負担することになる税率(実効税率)は
大体40%前後であるのが一般的です

おぼえておきたいのは、「日本の税法は、欠損の5年間繰り越しを認めている」と
いうことです。(注:平成13年4月以降は7年に延長されました)

つまり過去5年分の損失(欠損)は所得計算からのぞくことができるのです。


たとえばこんな会社を考えてみましょう

前期は3億円の赤字(欠損)でしたが、今期は回復して1億円の利益となりました。

今期の利益は過去5年以内の欠損と相殺できるので(所得に応じて課される)税金
は発生しません。

翌期も利益が出るとしても、2億円まではやはり5年以内の欠損と相殺することが
できるので、これまた税金はかからないということになります。

これが「欠損金の繰越控除制度」と呼ばれるものです。


「かわでん」の場合は、なるほど直近3期ともに利益が出ているにもかかわらず、
税金をほとんど負担していません。

しかもH18/3期はマイナスの税金、つまり税金収益とでもいうべき状態になっています。


 H16/3期: 税前利益7.4億円 税金費用0.2億円(税金負担率3.2%)

 H17/3期: 税前利益8.7億円 税金費用0.2億円(税金負担率2.8%)

 H18/3期: 税前利益6.9億円 税金費用△2.5億円(税金負担率△37.0%)


なぜか?といえば、やはり繰越欠損金がまだまだ残っているからなんですね。

興味のある方は、H18/3期の決算書(決算短信 P.27)を見てみましょう。

すると、まだ有効な繰越欠損金が2億円残っていることが読み取れます。


 ※かわでん の H18/3期 決算短信(PDF) http://tinyurl.com/s9zq9


ということは、今後利益が出ても、残る繰越欠損金の分は、税金を払わずに
済ませられる、ということになります。

現状の収益力がこれからも続くとすれば、いましばらくは、今期と同様に税額
負担を低く抑えることができるということになるでしょう。

しかしこのような状態が永続するはずもありません。

過去の欠損を解消していって、継続的に利益が出せるようになっていけば、
やがて税前利益に対して40%程度の税金負担が発生することになります。


ただし、会社の収益性といった点では、会社自身が将来の収益稼得力を楽観
していないことが見てとれます。

なぜなら、将来の税金負担軽減要素であるところの「繰延税金資産」の大部分を
ゼロ評価としているからです。

(かわでんは、潜在的に持つ繰延税金資産に対して、70%超の評価性引当金を
たてています → 税効果会計注記の「評価性引当額」に注目)

一時期、話題となった「繰延税金資産」というものは、将来の税額負担を軽減
してくれるクーポンのようなものです。

うまく使えば税金を安く抑えることができますが、税金そのものが発生しなければ
そのクーポンを役立てる機会もないということになります。

これは「将来、税金を節約できるだけの所得が稼げるかどうか、それは未知数
ですよ」ということを、決算の上で表現しているのだと解釈できます。


企業は税金を納められるようになって初めて胸を張れるものと考える私としては
かわでん の今後の活躍に期待したいところですね。


<まとめ>
☆過去の損失(税務上の欠損)は5年間(もしくは7年間)所得と相殺できる

☆低い税金負担には相応の理由がある

☆税金に関する情報は「税効果会計」注記にけっこう詳しく載っている

☆決算書は注記を読んでこそ真実の姿に迫ることができる


■楽しい投資友の会へのいざない

楽しい投資友の会は楽しい投資研究所のオフィシャル・クラブです

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2006年04月05日

株式持合、その副作用の話

こんにちは。ばへっとです。

先日のラジオ(楽しい投資 Podcast)では、私の大学時代の思い出を取り上げました

  '06年3月29日号 http://1tpc.seesaa.net/article/15657895.html

当時、私は経済学部に籍を置いていたのですが、法学部の講義である「商法」
にも積極的に出席したものです。

なぜなら、法学部にはきれいな女性が多かったからです。

・・・いや、会計士試験受験を目してのことです。
(しかし美人さんが多いな、と思ったのは事実!)

それはともかく、その商法の講義で最初に取り上げられたテーマが「株式持合」
というものでした。

そういえば最近、新聞やニュースで「株式持合」という言葉を目にすることが
多くなりました。

この「株式持合」、一般的に敵対的買収防衛策もしくは取引関係強化の一環として
行われているもようです。

有名どころではトヨタグループやファミリーマート・良品計画が挙げられますね。

というわけで、今回のテーマは「株式持合」です。


■外国人投資家が「株式持合」を嫌う理由

この「株式持合」という日本企業特有の企業行動、外国人投資家は概してこれに
批判的です。

それはなぜでしょうか?

彼らは、株式持合がもたらす「副作用」を嫌っているのです。

ちなみに株式持合とは、合意さえなされれば、比較的容易に採用することの
できる鎖国的企業行動です。

(基本的に)新規の資金調達が不要だから、というのがその理由です。

例を見ながら、キャッシュの流れを見ていきましょう。

ここでは仮に、A社とB社が株式持合い関係の強化に乗り出したとします。

すると・・・

1.A社がB社に出資

 A社 → (\)B社

そして同時に、

2.B社がA社に出資

 B社 → (\)A社

という流れを経て、株式の持合関係は形成されます。

ところで、会社の財政状態を表すB/S(貸借対照表)は、次のような構造
(表示)になっています。


左側(借方):資産  /  右側(貸方):負債 & 資本


そしてこのとき、それぞれの会社で切られる仕訳(会計処理)は次のような
ものとなります。


【A社】
・投資有価証券(資産の増加)xxx / 現金(資産の減少)xxx

・現金(資産の増加)xxx / 資本金(資本の増加)xxx

【B社】
※A社と基本的に同じ


株式を持ち合うことによって、両社ともに資産が増えて、資本も厚みを増す
かのように見えます。

・・・しかしそれは、あくまでも形式的なものにすぎません。

キャッシュは見てのとおり「いってこい」です。

ぐるっと回って(A社→B社→A社)戻ってくるだけです。

株式持合=資本の空洞化 といわれるゆえんです

そしてそれ以上に、株式持合がもたらす副作用の方が問題です。

個々の会社を見れば、自己資本が厚くなったとみることもできますが同時に、
他社の株式を取得するということは持合先のビジネス・リスクを背負うこと
をも意味します。

また株式持合の結果、他の株主の持分割合は低下します。
(これが敵対的買収を防ぐ効力を生み出すわけですが)

そして最大の問題は、慣れ合い・もたれ合いの放漫経営リスクが高まるという点
でしょう。

株主と経営者との間の健全な緊張関係を損なうことは、しばしば望ましくない
結果をもたらしてしまいかねません。

このような「副作用」を考えると、極端な株式持合を進める会社にはなかなか
投資する気持ちになれない ばへっと なのでした。

(メールマガジン『投資家さん、会計の勉強しませんか?』より)
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2006年03月26日

【会社分析レポート(インテリジェント・ウェイブ)公開】

およそ半年ぶりの新作(!)会社分析レポートをお届けします。

いつも会社分析リクエストへのご投票ありがとうございます。

みなさんが投票してくださる会社、これも私たち投資家の集合無意識の反映か(?)
とでもいうかのように、なかなか興味深い会社ばかりです。

今回もいつも通り、コメント・着眼点の多い会社を優先的に取り上げました。
(会社分析リクエストには着眼点(コメント)の数だけ投票可というルールがあるのです)

今回の会社分析レポートは・・・

株式会社インテリジェント ウェイブ

にて、お送りいたします。

会社分析に興味をお持ちの方(特に有報セミナー受講生の方は特に)こういった
分析レポートを研究するつもりでお読み下さい。

ばへっと の会社分析手法の骨子・本質をつかんでいただけるのではないかと思います。

それはともかく、楽しい投資友の会・会員のみなさんにはお約束どおり、特製の
会社分析レポートを一般に先駆けて先行公開させていただきますよ!

こちらからご覧いただけます。
http://www.1toushi.com/report/09intelw/

ハッピー・リーディング!

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2006年02月16日

【会社分析レポート予告】4847 インテリジェント・ウェイブ

こんにちは。ばへっと です。

楽しい投資研究所は不定期に特製の会社分析レポートを公開しています。

前回のレポートを公開してから早5ヶ月
・・・月日のたつのは早いものです。

なにかと忙しくって(言い訳)ご無沙汰してしまいました。

さて今回は、会社分析レポートの予告です。

取り上げます会社さんは・・・

  4847 株式会社インテリジェント・ウェイブ !!

さっそく有報を手に入れました。いまから分析開始です


公開予定日は・・・3月初旬頃としておきますね。


楽しい投資友の会会員の皆さんには一般に先駆けて先行公開させていただきますよ。
お楽しみに。

楽しい投資友の会への入会手続はこちらからどうぞ。無料です。
  http://tinyurl.com/b3yv3

(ばへっと)

【告知】
楽しい投資研究所がお送りする本格オーディオセミナー

  『決算書(有報)をフル活用!株式投資で儲ける技法』

を公開しました。ただいま期間限定 謝恩キャンペーン実施中です。

真剣に学びたい!という方だけを対象としています

  http://www.1toushi.com/yuho/

posted by SHOJI at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月18日

バフェットが買いたい会社

私が株式投資に真剣に取り組むきっかけとなった人、それはバフェットさんです。

いや、直接お会いしたことはないのですが彼の言葉は(結果として)私の
人生を変えるくらい大きなインパクトをもたらしてくれました。

ときはインターネット株バブルの崩壊が、世界中の株式市場を震撼させていた頃。

彼はその衝撃の中でも、何らダメージを被ることのなかった稀有な投資家として
新聞に紹介されていました。

そこで取り上げられていた彼の投資哲学にはしびれます。

いわく

「私にはインターネット・ビジネスは理解できません。だからインターネット
関連企業(株式)には手を出さなかったのです。ただそれだけのことです」

私は、そんな彼にいたく興味を覚えました。


●投資で成功するために

当のバフェット氏は、個人投資家に対してこんな話をしたことがあります。

原書が手元にありましたので、せっかくですから原文をご紹介します!

----------------------------------------------------------------
"You should have a knowledge of how business operates and the language
of business (accounting), some enthusiasm for the subject, and qualities
of temperament which may be more important than IQ points.

These will enable you to think independently and to avoid various forms
of mass hysteria that infect the investment markets from time to time."
----------------------------------------------------------------

ほほう、なるほど。

意味はご自分でお調べください!

・・・というのは冗談で、意味は以下の訳をご参照ください。

----------------------------------------------------------------
【日本語訳】
「まず、企業がどのように活動しているかを知り、そこで使われている用語
(財務会計や簿記の知識のこと)を学ぶ必要があります。そしてある程度の
情熱を持ち、辛抱強さや冷静さを身に付けてください。特に辛抱強さや冷静さ
は、知能指数より重要かもしれないとわたしは思っています。

この四点を満たせば自分の頭で考える力がつき、ときおり市場を襲うかも
しれない集団ヒステリーの悪影響も避けることができるようになります」
----------------------------------------------------------------

世界で最も優れていると誰もが認める投資家が強調するのは、知能では
ありませんでした。

それよりもむしろ、『辛抱強さや冷静さ』といった自分の感情をコントロール
するすべだったのです。

私は彼のことばから、「投資の知性」と「投資の感性」というものを連想しました。

知性と感性とをともに育み、磨き上げていかないことには、どんなに優れた知能を
持っている人であっても、長期的に投資で成功することは難いのではないかとも。

思うに、知性の土台となるのが感性です。

この感性がいびつなままでは、どんなに優れたアタマを持つ人々でも、長期的に
投資で成功するのは厳しいです。

私なんかよりもずっとずっと頭が良いであろう人々が、投機やギャンブルに走って
しまうのは、こうした感性の問題が根本にあるのではないでしょうか。

投資の感性を磨くことの重要性は、拙著『決算書投資術』にて詳しく述べています。

ご参考までに。  http://tinyurl.com/79axc


●バフェットが買いたい会社

そんなバフェット氏が好む投資先とはどのような企業なのでしょうか?

彼はかつて、ウォールストリート・ジャーナルにこんな広告を寄せています。

タイトルはダイレクトに『会社買います』というもの。

彼が欲しい会社の条件とは・・・

----------------------------------------------------------------
("Here's what we are looking for,")

(1) Large purchases (at least $10 million of after-tax earnings, and
preferably much more).

(2) Demonstrated consistent earning power (future projections are of
little interest to us, nor are “turnaround” situations).

(3) Businesses earning good returns on equity while employing little or
no debt.

(4) Management in place (we can’t supply it).

(5) Simple businesses (if there’s a lot of technology, we won't understand it).

(6) An offering price (we don’t want to waste our time or that of the seller
by talking, even preliminarily, about a transaction when price is unknown).
----------------------------------------------------------------

さあ、辞書を片手に訳してみましょう。

・・・それが面倒な方は次の日本語訳をどうぞ!

----------------------------------------------------------------
【日本語訳】
(1) 大企業であること(税引後利益が少なくとも1,000万ドルあること。多ければ多い
 ほど望ましい)。

(2) 継続的に利益を上げる能力が備わっていること(当方は、将来の見通しや業績の
 「反転回復」シナリオにはほとんど関心がありません)。

(3) ROE(自己資本利益率)が高く、借入金がほとんどないこと。

(4) 経営陣が残留すること(当方には、新たな経営陣を見つけて送り込む力はありません)。

(5) 単純明快な事業であること(ハイテクは理解できません)

(6) 売却希望価格を提示すること(希望価格が明かされないまま話し合いに入るのは、
 たとえそれが予備交渉だとしても、お互いの時間のムダだと考えます)。
----------------------------------------------------------------

バフェット氏が提示するこれらの条件は、私たち投資家にとって大切な着眼点を
教えてくれます。

(普通の個人投資家が株式市場で投資先を物色するのであれば、(1)と(6)は無視し
ても構わないと思われますが)

「もしもバフェットが私の立場に立ったとしたならば、彼はその会社に魅力を感じる
だろうか?」

この問いが、私に投資を実行すべきか否かの答えをもたらしてくれます。

そのとき手元にあるのはもちろん、彼が欲する会社の条件。

私にとっての、『投資の意思決定チェックリスト』になってます。

(メールマガジン『投資家さん、会計の勉強しませんか?』より)
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   http://www.mag2.com/m/0000151650.htm
posted by SHOJI at 11:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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まだ少々の照れを感じつつも・・・顔晴(がんば)ってます。

posted by SHOJI at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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