2015年03月04日

バブルに踊った頃について思うこと

Dancing_Teens.jpg
米住宅バブルが破裂する前の株価上昇期(株価暴落直前の頃)に感じたこと、その後に学んだことについて記しておく。

・焦りがあった。
・今のうちに投資しておかなければ間に合わない、流れに乗れない、といった焦燥感があった。
・しかし、そんなことはまったくなかった。
・焦りを感じたときは動くべきではなかった。
・株式評論家の言はまるで当てにならなかった。著名な評論家の言や本ほど有害なものはないと思った。彼らはただのエンターテイナーである。株式投資の専門家などと思ってはならない。投資の意思決定を自分以外の誰かのことばに左右されて、良い結果が得られるわけがない。

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2015年02月20日

出産祝いと複利と娘の老後

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【経緯】
・先日、姻族の姪が世に生を得た。妻の妹の娘である。母子ともに健康なのだから喜ばしいかぎり。
・出産祝いにファンドを、と思っていたのだが、ハードルを越えることかなわず、結局キャッシュで渡した。
※記事「出産祝いにファンドを贈る方法」を参照
 http://bahette.seesaa.net/article/414319103.html
・そもそも出産祝いとは誰に対して贈るものなのか。生まれたばかりの姪に対してのものではないような気もしてきたが、ここでは(本質ではないので)特に気にしない。

【本題】
・仮に、受け取った出産祝いのうち10万円を、投資信託に投資するものとしよう。
・利回りは長い目で見て年率8%を期待するものとする(過去100年程度を見るにインフレ調整後で現実的な水準である)。
・毎年、娘の誕生日には、お年玉やお小遣いを原資として2万円を追加投資するものとする。
・すると娘が65歳になる頃にはどうなるか?投資元本は5,180万円となっている。驚きではないだろうか?この記事を書いている僕自身が驚いている。
・ちなみに投資した金額は合計138万円である。
・複利による増殖スピードは人間の(少なくとも僕の)直感をいつも大幅に上回る。
出産祝い投資2015Feb.png
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2015年02月19日

出産祝いにファンドを贈る方法

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・義妹への出産祝いにファンドを贈ろうと思った。
・欧米の富裕層の間には、出産祝いにファンドを贈る風習があると聞いた。しかし実際に行ったという人の話を聞いたことはない。ただの都市伝説だろうか。
・富裕層になったつもりで贈ってみようかなと思った。しかしいろいろと越えねばならぬハードルはあった。
・とにもかくにも、証券会社に口座をつくってもらわねばならないではないか。ところで、生れたばかりの人間が口座開設を申請することはできるのか?
・新生児が証券口座を開設するには、親権者の同意が必要だったり、親権者がその証券会社に口座を持っていることが必要だったり、一定の条件をクリアする必要がある(証券会社によって異なる)。ただ、生まれたばかりの子でも、証券口座を持つことはできる。
・その上で、異名義移管(贈与等により保有証券を移管すること)という手続きを踏めば、ファンドを贈ることはできるようだ。僕の口座で投資信託を買って、それを贈与すれば良い。その際には受け取る側の人間も同じ証券会社に口座を持っている方がことはスムーズに運ぶようだ。
・要するに、こちらの手続きだけでできる話ではない。当然である。
・出産後のあわただしさを感じながら、妹夫婦に証券口座を作ってくれというのも気が引けて、結局キャッシュで渡した。新生児の投資家としての潜在能力(成人はまず敵わない)をおもえばはなはだ残念ではある。
・やはり事前準備が大切である。次の機会に備えるため、覚書としてここに記しておく。
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2015年01月14日

畏怖について

対象がなんであれ、自分が理解できていない部分は必ずあるわけで、100%理解できているものなどない。結局のところ、不確実性は必ず残る。

確実なのはただひとつ、不確実性が残るということ。

この感覚が投資家にとっての畏怖ということなのではないか。畏れは、生き残るためにも大切な感情なのだと思う。

畏れを知らない投資家は、まだ未熟なうちに滅んでしまう。畏れを知る者だけが理解を深める努力を継続し、健全性を保つことを大切にし、やがて本当の意味で豊かな資産を築くことになる。
こういうことを僕はある武術家に教わったのだけれど、投資にも通じることだと思ったのでここに書く。
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2015年01月09日

決定的なタイミングについて その2

(最悪の15日間を避けることはできるのか)
・ここまではよくある考え方である。では逆の場合はどうだろう。

・この13年間で最悪の年は2008年の△40.3%だった。

・この2008年において最も株価が下げたワースト15日間を考えてみる。同じく2001年末に100万円を日本株に投資して、これら最悪のタイミングを上手に避けることができたらどうなったか。

・答え:2014年末において418.3万円となる。+318%のゲインだ。4倍超になるのだ、これはすごい(素で驚いた)。

・タイミングを上手にとらえることができるのなら(上手に逃げることができるのなら)バイ・アンド・ホールドに比べて3.8倍の超過リターンが得られるのだ。試してみる価値はあるのだろうか。あなたは0.5%をとらえられるか。

(考察)
・最良の年のベスト15日間と、最悪の年のワースト15日間を比べて見たところ、1日当たりの変動率は下げるときの方が圧倒的に大きかった。2013年のベストは6月10日で+5.2%、対して2008年のワーストは10月16日の△9.6%である。市場参加者は逃げ足が速いのだ。

・そして2008年のワースト15日間のうち、7日間が10月に集中している。セル・イン・オクトーバーであった。ビール飲んでる場合ではない。

・その一方で、上げるときはじわじわと上げるものらしい。2013年のベスト15日間は6月が5日間を占めているが比較的ばらけている。そして変動率は下げるときに比べてずっと緩やかだ。

・上げ相場を掴みたい人は、できる限り長く市場に居続けることを心がけねばならないようだ。そして逃げるときには脱兎のごとく去らねばならない。リスク・オンとリスク・オフの切り替えは種類の異なる動作・意思決定が求められるものらしい。

・ぱっと入ってぱっと出る、といったタイプのデイ・トレーダーたちは、小さなゲインと大きなロスに見舞われる可能性が高いといえそうである。それに加えて売買手数料も積み重なって来るのだから、損する人が9割を超えるというのも納得の話である。

(まとめ)
・短期トレードはやはり難しい。「相場は結局、上がるか下がるかのふたつにひとつである」などという人は、私は何も分かってないんですよと言っているに等しい。

・何より最大の損失は、相場が気になって本業が手に付かなってしまうことだと思う。プロのトレーダーならいざしらず、そうでなければ昇給のチャンスも社会的信用も損ないかねない。

・相場の変動に意識がとらわれてしまうこと、時間が喰われてしまうことも大きな問題である。

・やはり僕には、ほったらかしのバイ・アンド・ホールドが向いているようだ。有報・四報・短信を読み込んで、自分なりに価値を見極めたうえで、株価が下がるのを待ちかまえて投資し、持ち続ける。この方針であれば、いったん投資した後は基本的に他のことに時間を割け、エネルギーを注げる。他の仕事にも集中できる。何より投資を楽しめる。やはり楽しんでこその投資であり、楽しめるくらいでなければ、正当な果実は得られないと思う。そう考えるからこその「楽しい投資研究所」なのだ。

以上

Best15daysAndWorst15days.png
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決定的なタイミングについて

(クリティカルな年の重要な15日間)
・2001年末、TOPIX連動型投信に100万円投資した場合、13年後の2014年末には元本163.5万円となった。+63.5%である。
・この13年間で最もリターンが大きかったのは2013年の+54%だった。
・2013年において最も株価が上げた上位15日間を考えてみる。仮にこのタイミングを逃したらどうなったか。
・答え:2014年末の元本は104.4万円、+4.4%にとどまる。
・13年間のうちの15日間とは、総取引日数の0.5%に相当する。この決定的なタイミングを逃してしまうと、市場に居続ければ得られたはずのリターンの大部分(約93%)を失ってしまう計算になる。なんということでしょう。

(まとめ)
・タイミングをとらえるのはむつかしい。僕には無理である。
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2015年01月08日

2014年版投資実験レポート Draft(インフレ・デフレ・為替換算を考慮に入れた場合)

日本株の、この13年間のパフォーマンスはどうであったか。
TOPIX連動型投資信託に投資した場合を考えると、次のような結果となった。

(期間)
期間は2001年末から2014年末までの13年間とする(実験ファンドの運用開始が2001年末なので)。配当は元本に加えるものとする。
※参考情報として、実験ファンドの複利利回り実績をカッコ内に記している。

(名目値)
答え:複利利回り+3.85%が得られた計算になる(実験ファンドは+6.58%)。これが名目値。

(インフレ調整後)
インフレ/デフレ率を考慮した場合はどうなるか。
答え:複利利回り+3.75%となる(実験ファンドは+6.45%)。インフレが微妙に進んでいるのだ。
ちなみにインフレ率はこの13年間で2014年が突出して高い(+2.4%*)。その他の年は0%をはさんでインフレ・デフレを行ったり来たりしている。インフレ率は、総務省統計局が公表する消費者物価指数の変動率を用いた。
*なお、2014年度のインフレ率は11月末時点の前年同期比の数値を用いている。12月末時点のものはまだ公表されていないため。

(ドル建て換算した場合)
ドル建て換算の場合はどうなるか。結局のところ世界はUSドルを基軸にまわっている。
答え:複利利回り+4.57%となる(実験ファンドは+7.32%)。円安が続いているとはいえ、13年前に比べればまだ円高なのだ。なお、円安の進行は2013年度が突出して高い(+22.5%)

(ドル建て換算インフレ調整後の場合)
さらにドル建て換算インフレ調整後はどうなるか。
答え:複利利回り+4.461%となる。(実験ファンドは+7.19%)
なお、ここで用いたインフレ率は日本国内の消費者物価指数である。

(総括)
・超低金利下であっても、この13年間を見れば、複利利回りで見てそれなりの水準のリターンが得られている(日本企業のROE平均は過去20年間を見れば5%程度である)。TOPIX連動型投信に13年間投資し続けてきた人は、元本が1.6倍に増えたはずだ(実験ファンドであれば2.3倍になった)。

・通貨別の取引量を見れば、USドルが世界全体の87%を占めるといわれる。世界経済はアメリカを軸に、USドルを土台に回っている。

・2014年、TOPIXは(つまり日本株は)+4.92%のリターンを上げた。ただしこれは日本人から見てのものであって、ドル換算ベースで見てみれば、TOPIXのリターンは△4.0%となってしまう。ロスだ。一方、米国S&P500連動型インデックス・ファンドは+13.69%となった。

・歴史的に直近100年程度を眺めて見れば、米国株式もインフレ調整後では概ね8%程度の複利利回りを上げて来ている(ここ数年間はもっと高いけれど)。日本株もおそらく、これにちかい水準に落ち着くのではないかと十数年前は思っていたが、ふたを開けてみればその半分程度にすぎなかった。ただ手前味噌ではあるが、実験ファンドを見ればそれに近い水準に喰らいついている。日本株オンリーでやって来たにしてはよくやっていると自分をほめてもいいのではないか。

・これからは海外を、特にアメリカの株式をしっかりと見て投資していこうと思う。実験ファンドの投資対象に米国株が加わる日も近い。

・ただ、米国株は好調な年が続いている(5年連続プラス。2011年を除き全ての年で2ケタ成長)ので、果たして今が割安かと問われればノーとこたえるのが正しいと考える。

結論は、これからも変わらず焦らずじっくりと、である。ただ、視野を海の向こうにも広げていきたい。

以上
複利利回り2014.png
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2014年11月24日

歴史に学べば、将来は予見可能なのか

※2014/11/23発行の【楽しい投資ニュースレター】Office copy です。
http://www.1toushi.com/oc/

(歴史に学べば、将来は予見可能なのか)
楽しい投資研究所の庄司です。楽しい投資ニュースレターをお届けいたします。

前回の発行から(日本の)株価は一層上げました。海外の投機家諸氏にいわせれば
「サンキュー、クロダ」だそうです。しかし日本人にとって、諸手を挙げて喜べる状況
ではないでしょう。

ちょっと前まで円高にこまっていたはずが、いまや円安に過ぎやしないかと懸念の声が
出ています。世の中はいつの時代も心配すべき事柄で満たされているかのようです。し
かし、そんなんじゃ長生きできません。

というわけで今回は、将来予測をテーマに取り上げました。さきのことは予め知り得る
ものなのか否か。
では本編をどうぞ。

---
(投資の感性を磨こう)
楽しい投資ニュースレター
* 歴史に学べば、将来は予見可能なのか *
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(本編)
■歴史に学べば、将来は予見可能なのか

株式投資とは、ある意味、将来予測ゲームである。
ところで、将来とは予測できるものなのだろうか?

ある人はいった。この100年間をざっと振り返ってみると、次のようになる。

1900年、世界の大部分は、平和で繁栄したヨーロッパによって支配されていた。

1920年、そのヨーロッパは戦争によって引き裂かれた。オーストリア=ハンガリー、
ロシア、ドイツ、オスマンの各帝国は消滅した。敗れたドイツは不利な講和条約に拘束
され、再起は望めぬ状態に置かれた。

1940年、ドイツは再浮上し、フランスを征服していた。ヨーロッパを支配下に置くドイ
ツの力は磐石で、この状態は100年以上続くかに見えた。

1960年、ドイツは戦争に敗れ、荒廃していた。戦後のヨーロッパは米ソに占領され、
二分されていた。

1980年、アメリカはベトナム戦争に敗れ、凋落していた。一方、ソ連は急速に勢力を
増し、強大化していた。

2000年、ソ連は崩壊していた。世界は豊かで、平和を手にしていた、かに見えた。

上記のように記したある人とは、ジョージ・フリードマンである。彼の著書、「100年
予測」から抜粋した。歴史を振り返ることで得られた洞察を、フリードマンは次のよう
に表現する。

「未来について唯一確信をもって言えるのは、そこでは常識が通用しなくなるという
ことだけだ」

当初、その本の構成を眺めてみて僕は、歴史に学べということなのだろうと受け取った。
ところが、将来を読み解こうと歴史をかえりみて得られた結論は、未来は不確実性に
満たされている、常識は通じない、というのだ。おもしろい。

さきのことなど誰にも分からない。ただ、方法はあるようだ。予測のための技術といっ
ていいかもしれない。
(続く)

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---
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第2条:「純利益を疑え」
解説:
・純利益の数字を絶対視することなかれ。
・純利益の数字がいくらであるかに大した意味はない。その数字がどのような過程を
経て算出されたかに意味はある。
・プロセスを理解することの方がずーっと大事。
・純利益の計算には将来予測、経営者の判断、見積りなどなど、不確定要素が無数にあ
る。つまり純利益とは、絶対的事実ではなく、単に経営者の一意見に過ぎないのだ。■
---

お申込みはこちらからどうぞ。http://www.1toushi.com/mail_steps/
※今なら無料です。

■編集後記
この一ヶ月間、仕事の関係で四谷に通っていました。

ジャスミンタイ(タイ料理)、スパゲッティながい、四ッ谷れば屋(焼き鳥)、鈴傳
(日本酒)。

四谷はおいしいお店が多くて、すてきな街ですね。

※楽しい投資ニュースレターは、楽しい投資友の会・会員さんへお届けしています。入会手続きはこちらからどうぞ。無料です。
http://www.1toushi.com/oc/
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2014年09月17日

NISAを活かして誰でも豊かになる方法

NISA初年度の今年、市場の値動きはけっこう激しい。NISAをきっかけに株取引を始めた人たちに対する洗礼といったところだろうか。市場のかみさまは(そんな者はいないが)とても厳しい。

さて、子供向けNISAも議論されていると聞く。近い将来導入されるといっても驚かない。そしてこの制度アイデア、高く評価したい。
欧米の富裕層の間には、出産祝いにファンドを贈るという風習があると聞いた。実際そうしているという人に会ったことはないが、いてもおかしくない、というか、僕が新生児なら絶対そうして欲しいと思うだろう。

日本企業の自己資本利益率は過去20年間を振り返るに、概ね5%くらいらしい。米国企業は12%だそうだ(2010年 日本経済新聞調べ)。
世界の優良企業の集まりに投資するインデックスファンドなら、長い目で見てある程度の利回りを期待しても不自然ではない。そこで今回は、年8%の利回りを想定する(ROE 8%程度の企業群に投資し続ければ、長い目で見て同程度のリターンが期待できる)。

(NISAを活用して非課税で運用した場合、こうなる)
軽く計算してみよう。仮に、0歳に出産祝いで1万円のファンドを受け取ったとする。
その上で、毎年お小遣いとお年玉の中から年1万円を捻出し、追加投資する。
受け取る配当は全て再投資に回すとする(複利運用だ)。
すると二十歳になったとき、投資元本はどうなるか。答えは55万円である。三十歳なら134万円、四十歳のときには304万円となる。

もう少しがんばってみよう。先の条件に加えて、十代(11歳から20歳まで)の間は、毎月お小遣いから500円ずつ追加投資することとしたい。二十代では毎月5千円、三十代は毎月1万円、四十代では毎月2万円だ。するとどうなるか。
二十歳になったとき、元本は64万円となる。三十歳になったときには239万円、四十歳では706万円だ。
さて、もうひと踏ん張り、続けよう。円熟の五十代、毎月3万円を積み立てていこうではないか。そうして還暦六十歳、そのとき手にしている投資元本はいくらになるか。答えは4,609万円である。それなりにまとまった金額になっているではないか。

六十代の金融資産保有額は平均すると2,408万円(単身世帯。2015年 大和証券調べ)だそうだ。その水準ならば、このプランで無理なく平均額の倍以上を築けることになる。
※NISA制度がずっと存続していると仮定して計算しています。

特筆すべきはNISA口座の配当非課税である。普通に課税されるとしたらリターンは大きく減殺されてしてしまうのだ。

配当から20%の源泉税が普通に差し引かれるとすれば、先の前提で同じように運用したとして、六十歳になったとき、手にしている投資資産の額は2,970万円となる。非課税であった場合に比べて1,638万円も少ない(△35.6%)。

今は時限立法として制定されているNISAであるが、そのうち恒久的な制度となってもおかしくない。
要するに複利と時間(子供向けNISAが導入されればさらに非課税も!)を生まれたときから利用できるというのが、これからの子供たちの強みなのだ。投資家として、これ以上に強力な存在はない(著名投資家バフェット氏でも、投資力といった意味では新生児に敵わない)。

今回は、世のお父さんお母さんに、こんな考え方もあるのですよということをお伝えしたくて、書いた次第である。
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2014年07月05日

伊東の温泉宿

僕が間接的に所有している伊東の温泉宿に来ている(持分は1万分の1くらい)。投資先の会社が温泉宿を始めて、そんな不慣れなことを、と苦々しく思っていたのだが、そのセグメントが今回始めて黒字決算となった。そのせいか、株主優待の金券がいつもより多めに届いたので、せっかくだからと訪れた。そんな流れ。

駅前からタクシーで宿へ。運転手さんは、お金はいりませんという。タクシーが無料送迎車になっていた。

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旧東海館をリノベ

大浴場はふたつ、それぞれに内風呂と露天風呂あり。玉砂利敷きの露天風呂は初めて。静岡だからか、全体的に緑茶テイストの芳香薫る上品な造り。他に貸切の露天風呂も二種ある。カップルでもどうぞ。

食事も見事なもので、どうやら総料理長がえらい方らしい。女中さんに、料理長はどちらかで修業された方なんですか?と訊ねたところ「えぇ、西の方で」との応えを得た。西とはどの辺だろうか、天竺でもあろうか。

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家内も絶賛の料理

スタッフの皆さんも好感が持ててすごく良かった。そういえば、株主総会で案内とかしてくれる女性従業員の方たちと雰囲気が良く似ている。なるほど社長の好みはこれかと邪推する。

とにかく、これを読んでくれている皆さんにもお勧めしたい宿である。ところで短信を見るに、この事業の売上高営業利益率は3.9%。ここを利用された方が仮に5万円支払われたとして、持分割合を0.01%とすれば、僕の取り分(持分営業利益)は約20銭となります。
伊東遊季亭 http://www.ito-yukitei.com/

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茶菓も上品でおいしい
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2014年05月21日

僕が投資を行う理由

僕が投資を始めたのは、自由を求めてのことである。
そして僕にとって、時間を掛けて海外・国内を巡る旅は、自由の象徴でもある。ものすごく楽しくて、飽きることがない。

ところで、旅に出ると副産物とでもいうべき体験が面白い。

・ローマでは国際空港の職員に、ロストした荷物の所在を訪ねたところ「ここはイタリアだ、英語はよしてくれ(笑)」といわれて、ほほう、と思った。

・フィレンツェのクリーニング屋にて、セルフランドリー(コインランドリー)で洗濯しようとしていたら全てのマシンが使用中でこまっていた。すると店員(男)が「こちらでやっておきますよ、二時間もすればできますから取りに来て下さい。もちろん追加料金は不要です」という。なんと温かなサービス精神か、イタリア男はいいかげんだとか思っていた自分を恥じた。二時間後、洗濯物を無事に受け取りホテルで畳んでいると、靴下の片方が二足分失われていることに気付いた。

・ヴェネツィアで水上バスに乗っていたら車掌(船頭というべきか)に切符を見せろといわれた。見せたところ「時間切れだ、追加料金を払え」という。ヴェネツィアの水上バスは距離ではなく時間で料金が決まる。そんなことあるわけないぞ、と抗議したところ、「ふーん、そうか」、と切符を返された。なんなのだこの国の男は。

なにがいいたいのかというと、イタリア男に接することで、ああこうやって生きていてもいいんだ、と心を軽くすることができるという話。
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2014年03月06日

バフェットの手紙2013年版を読む VII

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その7)
私が行ったふたつの小規模な不動産投資と、株式投資の間には、ひとつの大きな相違点がある。上場株式は分刻みで、私の所有する株式の時価を示してくるのに対し、私の所有する農地とニューヨークの不動産について時価を示されたことは一度もない。

評価額が激しく変動する株式に投資する投資家はとんでもなく有利の立場にあるはずだ。だって, 仮に、私の所有する土地に隣接する農地を持つ移り気な人がいるとして、毎日、私の土地をいくらで買うか、あるいは(彼の土地を)いくらなら売るか、叫んでくるとしたら、そしてその価格は、彼の(不安定な)精神状態に応じて短期間のうちに激しく動くのだとしたら、私としては彼の気まぐれなふるまいを見てどうすればいいのか?利益を得るしかないだろう。

もし、彼が叫ぶ価格がばかげているほどに低かったとしたら、そして私がいくばくかの余剰資金を持っていたとしたら、私は彼の農地を買うだろう。逆に、彼の叫ぶ価格がとんでもなく高かったとしたら、私は彼に農地を売るか、あるいは彼を無視して、農地を耕しに行けば良い。
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2014年03月04日

バフェットの手紙2013年版を読む VI

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その6)
私の、ふたつの不動産投資は、1986年と1993年に行われた。経済、金利、株式市場が、続く数年間のうちに――つまり1987年(株価の大暴落「ブラックマンデー」があった年)と1994年(メキシコ通貨危機のあった年)に――どう動くかなど、私が投資の意思決定を行うに際して重要性を持たない。当時の新聞記事見出しがどんなだったか、また評論家たちがどんなことをいっていたのか、今の私はまるで思い出せない。外野がどれだけ騒ごうが、ネブラスカでトウモロコシは育つし(バフェットはネブラスカの農地へ投資していた)、ニューヨーク大学に学生は大勢集まって来る(バフェットはニューヨーク大学に隣接する商業用不動産へ投資していた)。
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バフェットの手紙2013年版を読む V

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その5)
マクロ経済についての意見をこしらえることや、他人のマクロ経済に関する予測あるいは市場予測を聴くことなど時間の無駄である。それどころか、非常に危険なことでもある。なぜならそれは、あなたにとって真に重要な、事実に対する洞察力をくもらせてしまうおそれがあるからだ。(テレビを観て、コメンテーターのいう、市場が次にどう動くかについての、もっともらしい意見を聴くとき、私はミッキー・マントル(野球選手)の痛烈なコメントを思い出す。「実況中継ブースに入ったら、野球の試合とはなんてイージーなものかと感じるだろうさ」(意訳:「傍観者は、事の本質なぞまるでわかっちゃいないのさ」))
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バフェットの手紙2013年版を読む IV

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その4)
私がふたつの小規模な投資(バフェット氏が2013年の手紙で紹介している自身の不動産投資)を行った際に、考えていたのはただ、その不動産が生み出す価値についてのみである。日々の価格変動を気にかけたりはしなかった。
ゲームに勝つのは、競技の場に集中するプレイヤーであると決まっている。スコアボードを見てばかりの連中は勝てるわけがない。
もしあなたが、証券取引所が休みの土曜、日曜を楽しく過ごせるのなら、それと同じように(証券取引の行われる)平日を過ごすこともできるはずだ。
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2014年03月03日

バフェットの手紙2013年版を読む III

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その3)
もしあなたが、熟慮の上で、取得した資産の将来価格の変化に注目しているならば、あなたは投機という行為を行っていることになる。それは全く悪いことではない。しかし私は、私自身が、投機をうまくやることはできないということを知っている。
そして私は、そのような行為(投機)を安定的に成功させ得ると主張する人々を、懐疑的な目で見る。
コイン投げに興じる人々は、最初の一投で半数が勝利する。しかしコイン投げゲームで初めに勝ったとしても、その後もずっと勝ち続けられると期待するような人はひとりもいない。そして、ある資産があるとして、直近において価格が高騰したことが、買うべき理由となることは決してない。
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2014年03月02日

バフェットの手紙2013年版を読む II

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その2)
あなたがある資産について投資することを考えているのなら、その資産の将来における生産性について集中して考えること。もし、その資産が生み出す将来収益を見積もったとき、それがあなたにとって心地良い水準にないのなら、その投資案件は忘れて、次へ進むこと。あらゆる投資案件の将来性を評価できる人など誰ひとりとしていない。全知の存在となる必要はないが、あなたは、あなたが請け合う行動について理解しておく必要はある。
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バフェットの手紙2013年版を読む I

(2013年版バフェットの手紙に記された投資家へのアドバイス その1)
投資から満足のいくリターンを得るために、専門家になる必要はない。しかし、もしあなたが専門家でないのなら、あなたの限界を認識しなければならない。そして、ある程度うまくいくであろうことがほぼ確実な方法を知り、それを実行してゆかねばならない。物事をシンプルに保つこと、そして一発ホームランを狙ったりしないこと。すぐに大きな利益を約束しますよ、というような提案をされたときには、即座にノーということ。
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2013年12月26日

投資ってどうやればいいのか

先月、今月と所用で実家に帰省したのだが、親戚から投資について訊かれることが増えた。
今回は二人の叔父から「投資ってどうやればいいのか」「上がったら売ればいいのか」「10円上がれば売っていいのか」と問われた。
理解できるものにだけ投資するのがいいです、長く投資すればするほどリスクは抑えられます、とくり返し応えるのだが、なかなかわかってもらえず、むむぅと唸った。
posted by SHOJI at 18:05| Comment(0) | 投資の感性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

十二支と相場格言

十二支に関連した相場格言と、この12年間を対応させてみた。
年 日経平均 Topix 格言&コメント
2002 -18.09% -17.60% 午尻下がり → なるほど下がっている。
2003 25.24% 24.98% 未辛抱 → 辛抱したら上がったか。
2004 8.33% 10.93% 申酉騒ぐ → 騒がしく上がったか。
2005 41.09% 44.63% 〃 → 騒々しく上がったか。 
2006 7.73% 2.90% 戌笑う → くすりと笑ったか。
2007 -10.19% -10.99% 亥固まる → 固まって下がったか。
2008 -40.90% -40.34% 子繁栄 → 急降下は繁栄の前兆か。
2009 20.19% 7.05% 丑つまづき → 日経平均は反動で上昇したがTOPIXはつまづいているとでもいうのか。
2010 -1.75% 0.62% 寅千里を走る → すぐ息切れしたか。
2011 -15.68% -16.97% 卯跳ねる → 跳ねてけがでもしたか。
2012 24.97% 20.18% 辰巳天井 → たしかに上がっている。
2013 55.41% 48.53% 〃 → たしかに天井っぽい。
2014 午尻下がり → 2年大幅上昇が続いたあとの年である。どうなるか。

【結論】あまり当てにはならない。

2013年は初め、今年は40%上昇しても驚かないと思ったが、それ以上に上がって驚いた。
ただしUSドル換算ベースで見れば日経平均もTOPIXも+20%台にとどまる。アメリカに肩を並べる水準。驚くほどではない。

ひとつ気になるのは日経平均とTOPIXの利回りの差異が大きく膨らんでいるあたり。両指標の計算方法が異なるとはいえ、それだけでは説明のつかない偏りがある。理性よりも感情、思惑が先に立った相場と見る。
posted by SHOJI at 13:52| Comment(0) | 投資の感性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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