2013年09月19日

ユーロが高い

5年ぶりにヨーロッパを訪れることにした。ユーロが必要である。なので、このところユーロのことばかり(ユーロが安くならないかなーということばかり)考えている。
ドル安が進んで、よし、ユーロはどうだ、と思って見てみれば、逆に高くなっていたりする。
そりゃそうだECBはFRBほど攻撃的な緩和姿勢をとっていない。
5年前に比べれば随分まともになった(当時は1ユーロ180円台で買ったりしていた)が、それでも購買力の視点で見ればユーロはまだ高い。ちょっと前まで、崩壊の危機にさらされていた通貨とは思えない水準である。
こういうときはちょっと前の円高が懐かしい。
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2013年08月23日

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2013年08月14日

会計基準が変われば利益も変わる

電通の第1四半期は前年同期比+15%と売上を伸ばした。にもかかわらず、営業損益は
赤字、純損益も赤字転落となった。

影響が大きかったのは「のれん」の償却費である。英広告大手イージスグループ社を
買収し、その際に生じたのれんの償却費用が業績を圧迫した(売上は増えたのだが
のれんの償却費を吸収しきれなかった)。

電通の6月末における「のれん」の残高は6,202億円。同社はこれを一定の年数(5年
から20年)をかけて償却していくことになる。(*1)

第1四半期の「のれん償却額」が83億円(*2)であることを考えれば、単純計算で毎年
330億円程度の償却コストを負担しなければならない計算になる。日本の会計基準に
則して決算を行っている限り、この負担は免れない。

しかしこの償却コストをあわよくばゼロにしてしまう策がないわけではない。それは
採用する会計基準を変えてしまうこと。

たとえば国際会計基準(IFRS, 国際財務報告基準)を任意で早期適用します、といって
しまえば、のれんの定期償却を避けられる。IFRSがのれんの定期償却を求めていない
(というか禁止している)ためだ。

のれんは超過収益力をあらわす、というのが、のれんの資産計上が認められる理論的根
拠。IFRSの背景にある論理は、のれんは建物のような有形の資産と異なり、時間の経過
とともに劣化していくたぐいのものではない、との認識による。

米国会計基準ものれんの扱いはIFRSと同じ。トヨタやホンダは米国会計基準を採用する
ため、のれんを計上しても定期償却は行っていない。

最近、IFRSを任意で早期適用するという会社を眺めてみると、のれんの残高の大きい
会社が目立つ。楽天然り、武田薬品工業然り。(*3)

採用する会計基準が異なれば、損益そのものも大きく変わるという事実。私たち投資家
は、会計基準の差異を越えて、その向こうにある会社の実態、ビジネスの本質を見据え、
価値を見極めた上で、投資の意思決定を行わねばならない。さもないと多額の授業料を
支払うことにもなりかねない。

投資の成否を分けるものとは、理解の深さに尽きる。会計ルールを含めて、会社そのも
のの理解に努めることで、私たちは妥当なリスクを背負い、正当なリターンを手に入れ
ることができるようになる。

(*1) 有価証券報告書(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)より。
(*2) 四半期報告書(連結損益計算書)より。
(*3) 楽天は2013年12月期1QからIFRSを適用。武田薬品は2014年3月期末から(予定)。

【まとめ】
・適用する会計基準が異なれば、利益も大きく変わり得る。利益が増えたからといって、
その理由がわかるまでは油断してはならない。
・いかに決算の数字が不確かなものか。これが、利益は絶対的な事実ではなく、経営者
のひとつの意見に過ぎない、といわれるゆえんである。
・利益の数値にとらわれることなく、会社そのもの、ビジネスの理解に注力する(その
ために会計面の理解も深める)べきこと。その結果として、投資家は、合理的な判断、
行動を通じて、適正なリターンを手に入れることができるようになる。
・投資家個人の理解の深さが投資の成否を決める。

以上。■


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2013年08月13日

ヨーロッパへ行こうとするとユーロが高くなる不思議

※近況報告エッセイであります。

そろそろヨーロッパを訪れたい。なので、ユーロの調達を考えている。
ユーロは実際、いくらが妥当なのか?購買力平価で考えるのがよさそうだ。

国際通貨研究所( http://www.iima.or.jp/research/ppp/ )の算出するユーロ円購買力平価を見てみれば、ユーロはどう考えても90円台前半である。今のレート130円はどう考えても高過ぎる。

ヨーロッパに行くのやめるか、それとも空売りでもしとくか。

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2013年07月20日

宮城谷昌光の手

※近況報告です。投資の話ではありません。

先日、宮城谷昌光のサイン会に行ってきた。場所は丸の内の丸善・本店。整理券をさいわいにも手に入れることができたのだ。

会場に現れた宮城谷氏は、小柄で、穏やかな風貌で、雰囲気も柔らかく、好々爺然としていた。サイン会に来ていたひとたちは、若い女性から高齢の男性まで幅広かった。

宮城谷氏は、筆ペンで丁寧に一冊一冊サインされていた。集まったファンのひとたちに話しかけられると、やはり穏やかに、にこやかに応えていた。

僕が買ったのは「呉越春秋 湖底の城」の最新刊(4巻)。僕も宮城谷氏のファンなので、ふたことみこと言葉を交わせたらいいな、と思っていたのだが、いざ氏の前に立ったら、何をいっても、出てくる言葉はどうしようもなく陳腐なものにしかならないような気がして、ただ黙って、氏の筆ペンを走らせる手を、見つめることしかできなかった。

氏は、丸みを帯びた、柔らかそうな手を持つひとだった。これが、あの、烈しくも清新で、洞察を敷き詰めたような文章を編むひとの手なのか、と思った。

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2013年07月17日

日本企業のPERが高い理由

日本株は概してPER(株価収益率)が高い。歴史的に見ても一貫して高い。

現在、日本(日経平均採用銘柄)の予想PERは16.3倍、アメリカは15.2倍、ドイツは11.3倍、中国は8.8倍だそうだ(7/17 日経朝刊)。やはり高い。

なぜ日本のPERが高いのか?

思うに、持ち合い株式が大きな要因になっているのではないか。
株式の持ち合いは日本に特徴的なものであり、他国ではそう見られるものではない(ドイツにもあるが縮小傾向)。

特定の相手に出資し、同じ相手から出資を受け入れる、ということは、両社がともに資産と資本を膨張させるのみである。そこに経済活動としてポジティブな意義は見出しにくい。

その上、他の株主の議決権を希薄化させるという、後ろ向きの効果が副作用として生じる。もっともこの「副作用」を主な目的として株式持ち合い体制は構築されてきたわけだけれども。

経済実態のない株式持ち合いという行為によって、両社の発行する株式数(発行済株式総数)は水増しされてきたといえる。一株当たり当期純利益の額は、計算上、その分母が膨らむのだから小さなものとなる。

一株当たり当期純利益が過少に計算されれば、これを分母とするPERの数値は高くなる。

株式持ち合いの不健全性は、常に指摘されてきた事柄であって、株式持ち合いの状況を有価証券報告書上でも(わかりやすいとはいいがたいけれども)開示することを求めるようになってきたあたり、金融庁も株式持ち合いの縮小(ゆくゆくは解消)を意図しているのだろうと推測する。

日本においても、株式持ち合いが縮小していくにつれ、PERは低下していくことだろうと予測する。

健全な意思決定を重ねる会社は長い目で見て強く、不健全な意思決定を重ねる会社は弱体化するのが自然の流れである。僕自身、株式持ち合いが極端な会社に投資したいとは思わない。
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2013年07月08日

ご質問「決算書を読めば、これから上がる株がわかるのですか?」

ご質問を受けました。

「決算書を読めば、これから上がる株がわかるのですか?」

こんな風にお答えしました。

「個人的な経験からいえば、あるていど分かります。

本質的な価値に対して、株価が安過ぎると思われる会社は、どんなときにでもそれなりに見受けられるかなといった印象があります。

問題は、その会社のことを深く理解できているかどうかです。

上場しているすべての会社を深く理解できている人はいないんじゃないでしょうか。
投資する側がきちんと理解できていない会社に投資すると、たいていやけどします。

投資すべきは、投資家自身が深く理解できていて、なおかつ市場で過小評価されている会社です。

それを考えれば、投資すべき会社は限られてきます。

あと、過小評価されている(可能性の高い)会社を見出しても、その株価がいつ上がるのか、そのタイミングは分かりません。
明日かもしれませんし、1年後かもしれない、もしかしたら5年後になるかもしれません。ただ、確実にいえることは、市場はいずれ必ず適正な評価を下すということです。

投資家にとっては『待つこと』も大切な仕事のひとつといえそうです」
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2013年06月24日

有報の季節

そろそろ、2013年3月期の有価証券報告書(有報)が出そろう時期である。
早い会社は既に提出済みである。有報はEDINETで見ることができる。

決算短信も良い情報源なのだが、有報はそれに勝る、というか情報の量と質の面で、他を圧倒する決算書である。
決算短信はその名のとおり、決算に関する「短い手紙」であるからして、開示される情報はかなり簡略化されたものとなる。
有報は会社にとって、会社情報開示の本番ともいえる決算書である。何より作成に要する労力が格段に異なる。

なのに、世の多くの人々(投資家含む)は、決算短信を読んで満足してしまうのが常である。もったいない。

投資の成否を決めるものとは投資対象たる会社の理解の深さであろう。
翌期の業績予想に一喜一憂するよりは、目の前の、そして足元の事実の把握と理解に努めた方が良い(と強く思う)。

株主総会に先んじて有報を開示している会社もそれなりにある。
決算短信や総会招集通知に添付される計算書類だけでなく、有報に目を通して、総会に出席するのはかなり有意義であろう。その上で、経営者本人に質問するなりしていただきたい。それでこそ、有報を作成する側も、またそれを監査する側の私たちも、その労力が報われるというものだ(経営サイドにとっては大きなプレッシャーとなるだろうけれども。しかしそれでこそ、経営を委託する側と委託される側との間に、健全な緊張感の伴う関係が成り立つはずだ)。
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都議選を経て考えたこといくつか

・都議選では普通に投票に行ってきた。結果は自民大勝。7月の参院選でねじれは解消されるのだろうなと思う。
※気になったのは共産党が議席を大きく伸ばしたこと。なぜ、政権を担う覚悟ゼロの政党が躍進するのか。組織票の存在と投票率の低さが原因なのか。

・今月初めに安倍首相が打ち出した第三の矢は失望を買ったといわれるが、参院選を控えてそうそう過激なことはできるはずもない。
英エコノミスト誌は、労働市場の規制(解雇規制)緩和、農業の競争力アップの方策、移民促進政策、選挙制度改革への言及がなかったあたり失望、と書いていたが、へたをすれば矢はUターンして自分に突き刺さってしまいかねない。妥当な線だろう。

・為替や株価の動向を日々気にしているらしい安倍首相(6/23日経)だが、その意識がいっそう反映された政権運営がなされることになるのだろう。

円安と物価高志向、日銀の国債引き受けと巨額の財政出動が伴うのだから、気をつけるべきは、その副作用である。
「急激な物価高(=日本円の価値の急落、購買力の急低下)は起こり得ない」とか、「インフレはコントロール可能」などと考えている人々が政権の近く、日銀中枢部に陣取っているあたり、警戒しておきたい。

・このところ、ことあるごとに日本円が買われて(円高に振れて)、輸出競争力低下の懸念から株価が下がるという流れがくり返されているが、日本が信用されているというわけではないと思う。借金は多いわ(GDP比、世界トップ)、お札はバンバン刷っているわ、財務相は「借金が多くても要はお札をすればいいんだろ」などというわ、けっこう危ういと思うぞこの国は。

日銀・黒田氏の思惑を外れて金利が急騰したとき、世界中がヒヤリとしたと思うのだ。ソロス氏が日本株を(一時)すべて処分したのは、日本国債価格の急低下(金利急騰)に「来たぞ」と思ったからではなかったか。

・たとえ痛みを伴うものであっても、現実路線で地道に、健全な方向へと舵をきっていってほしい。日本人は20年前よりもずっと強く賢くなっているはずだから。

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2013年06月21日

株式投資に危険な月と危険な曜日

・バーナンキ議長の心の声について
FRB議長のバーナンキ氏はいった。米国の経済は良くなっている。量的緩和の収束について、トリガーとなる事柄は何ひとつないと。
それでも世界の株式市場は大きく下げた。今朝の日本も大幅に下げている。
バーナンキ氏の心の声が聞こえるようだ。おい、人の話をきいてるのかと。

・株式投資に危険な月と危険な曜日について
株式投資に(正しくは投機に)最も危険な月は、6月であり、最も危険な曜日は金曜であることが、これでわかったであろう。
他に危険な月は、1月と2月、3月と4月、あと5月、それに7月、8月も危ない、9月もやはり危険だ、11月と12月?当然危険である。覚えておいた方がいい。
危険な曜日についても、お教えしよう。金曜が危険であるのはご存知の通りである。あと月曜日も注意が必要だ。火曜と水曜も危ない、木曜?当たり前だ、危険だ。そうそう、土曜と日曜は安全だ。これは朗報である。安心して過ごすが良い。

・元ネタ:
"October. This is one of the peculiarly dangerous months to speculate in stocks. The others are July, January, September, April, November, May, March, June, December, August, and February."  - Mark Twain
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2013年06月07日

著名投機家なぞ無視すべきこと

先日、5月の半ば、ジョージ・ソロス氏が日本株から下りたとニュースで知った。
ソロス氏、下りるの早すぎるんじゃないの?と思っていたら、日本株は急激に下げた。
そして今日、日経新聞(電子版)が、ソロス氏、日本株の買いと円売りに動く、と報じた(13:11)。
そのときを境に、日経平均は急上昇した(ように見える)。
個人の力ってすごいな、と思うと同時に、ソロス氏の動向なぞ完全無視して、投資は自分の頭だけを頼りに判断を下すのがやはり一番なのだと悟った。
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2013年06月06日

自分の頭で考える

このところの日本の株式市場の乱高下、ある意味、大したものである。
これははたして実体経済に即したものなのか、それともパニックによるものなのか?調べ続け、考え続けている。

結局、確たることはわからない。新聞や雑誌に現れていない、または僕が気づいていない重大な事象が世界のどこかで生起しているのかもしれない。この可能性は捨ててはならない。
わからないのだが、可能な限り、手に入れられる情報を吟味して、自分の頭で判断するほかない。
※二日前の日経新聞朝刊に記されていた分析が一番腑に落ちるものだった。

ちょっと前まではややバブリーな状況だった。調整はたしかに必要だった。

そして今、観察するところ、株価がかなり割安な水準に落ちている会社はいくつかあるように思える。
こんなとき投資家はどうすべきか?
最悪に備えつつも、心地良い水準を崩さない範囲内で、リスクを取りに行く。
誰もが知っていることだ。
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2013年05月22日

株式市場は二度も三度もベルを鳴らす

今朝の日経新聞に良い記事が載っていた。
アベノミクス(安倍首相はそもそもこんな言葉使っていないわけだが)効果の株高に今から乗ろう、とするのはリスクが高い、そもそも相場上昇で利を得る人とは、相場が動く前の段階で準備をすでに終えていた人であると。
機会は何度も訪れる。この流れがこれからも続くと見て値上がり益を狙おうとするのでなく、次の機会をとらえるための準備として、勉強のつもりで、投資、株取引を始めるのはいいことだと。そんな記事。
まったくもって同意である。
次の機会をものにしたい、と強く望むあなたには、チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」、バートン・マルキールの「ウォール街のランダム・ウォーカー」、ローレンス・カニンガムの「バフェットからの手紙」をおすすめする。準備ができている人だけに、機会は訪れる。
※このブログの左側にリンクあります。
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2013年05月20日

「天才」「魔術師」が生まれるとき

日本国民一億人がひとり100円ずつ持ち寄って、コイントス裏表当てゲームをするものとする。負ければ100円は没収、勝者総取り、ただし勝って手に入れた100円は続くコイントスゲームにそのまま賭けるものとする。

普通に考えて勝率は50%。10回連続で勝ち続ければ、当初100円の元手は1,024倍(10万2,400円)となる。勝率は1,024分の1だが、それでも「勝者」は9万7千人もいる。

さらに10回連続で勝ち続けられれば、元手はおよそ1百万倍の1億485万円となる。勝ち残る確率は104万分の1だがそれでもやはり「勝者」は95人もいる。

そして彼らは、いかに元手を短期間で百万倍にしたか、コインの裏表を当てる技術、というセミナーを開催し、コイントスの天才もしくは魔術師として喝采を浴びる。

※今回の話は、バフェット氏が以前書いた手紙が元ネタです。

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局所的バブルは散見されるけれども

実験ファンドが保有している銘柄(会社)別に株価と価値(独自に算定)とを比較すると、一部の会社は価値を大きく上回る価格をつけている。バブリーな状況といえる。

一方、価値を大幅に下回る価格の会社もそれなりにある。米住宅バブル崩壊(6年前)、リーマン破綻(5年前)の衝撃はまだ続いているような、信用面で懸念が残るとみなされているのだろうなあ、というような業種に属する会社が割安な(と思われる)状況にある。

既にバブリーな値の付いている会社もあれば、まだ(おそらくは)過少評価されている会社が混在している、というのが現在の日本の株式市場、という風に考えている。

あせって買うつもりは毛頭ないが、価値を丁寧に見極めようと努めていれば、どんなときでも機会は見出し得るものなんじゃないかな、というお話です。
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決算書が難解な理由

決算短信や有価証券報告書は、投資家にとって貴重な情報源である。
しかしそれを初めて手にしたとき、その難解さにめまいを覚えた。
会計を本職として二十年近く生きてきた今でも、油断すると誤った解釈をして痛い目をみることがある。

ひと昔前、ウォーレン バフェット氏は、決算書を読みやすくする運動なるものを展開していたと聞く。が、今も継続中かというとその気配はない。

決算書が難解なのはなぜなのか。
長期にわたって状況に変化がないのは何らかの理由があるためだ、と考えるのは自然である。

企業情報を開示する側(会社)の、決算書を読みやすくする努力が不足しているのかもしれない。
決算書を利用する側(投資家)の、読み解くための努力が足りないからかもしれない。
企業情報を開示する側にとって、開示を強制される情報を曖昧にしておく方が都合が良い(丁寧に読み解けば分かるはずだがそこまで努力する人は少ない)からなのかもしれない。

情報の非対称性が存在する。知り得る者と知り得ない者との間に情報量の差が生じることで、意思決定の質が変わり、結果として富の移転が起こる。

もしかしたら、決算書を読みにくいものとすることで得している人物がいるのかもしれない(陰謀説)。
決算書を読み解ける者にとっては、有利な立場に立てる現状が望ましい。たいてい一番得する者が黒幕である。犯人はそいつだ。

そうか僕か。
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2013年05月10日

複利の力

先日、バークシャー・ハサウェイ社の株主総会がオマハであった。バフェット氏は株主に宛てた手紙の中で、バークシャーの業績が標準以下であったと評価した上で、標準以下の成績もでこれだけの純資産増(228億ドル)とは、バークシャーの支配権を取得したばかりのころには想像もつかなかった、と述べた。
複利の重要性をくり返し説くバフェット氏にして、複利の強烈さに驚かされている様子が見て取れた。

そういえば僕も、研究目的で複利の計算をするたびに(エクセルを使っているのだが)、出てきた結果にいつも驚かされる。

複利の力は人の想像力の上をゆく。
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2013年05月06日

連休中に考えたこと: 時間とか

自分がこれまで行ってきた投資実験をかえりみるに、時間の果たす役割が決定的に重要なものになっている、ということを改めて思い知った。
ここにきて、時間とはいったい何なのか?という疑問が僕のなかで大きくなった。
なので、この連休中は、、時間の本質について考えるべく、評判の良い物理の本(一般人向け)を、がらにもなく手にとって読んでいた。

たとえば、ブライアン・グリーンの「宇宙を織りなすもの  時間と空間の正体」「エレガントな宇宙」「隠れていた宇宙」、大栗博司の「重力とは何か」「強い力と弱い力」、ミチオ・カクの「パラレルワールド」。純粋文系の僕だが、なにやらおもしろい世界ではないか。

わかったことは次のとおりである。
・時間と空間は密接に関係していて、空間を光速で移動すれば時間は経過しない。極端に強い重力のなかでも時間は経過しない。
・空間も時間も重力で伸び縮みする。
・マクロな世界を説明するには相対性理論が用いられるが、ミクロな世界には量子論を用いねばならない。
・ところが、相対性理論と量子論は相入れない。無理に合わせようとすると論理が破綻してしまう。
・これらふたつの理論を統合するには、3つの空間次元と時間次元だけでは足りない。11の次元が必要になる(未発見の6つ7つの次元が隠れている可能性がある)。
・これは並行宇宙の存在を示唆しているのかもしれない。
・あらゆる可能性が実現している世界が無数に存在しているのかもしれない。

要するに投資で成功するためには、すでに投資で成功した自分のいるパラレルワールドへシフトするのが良い、という結論でよろしいか。
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2013年05月02日

「新・有報セミナー(仮題)」予告

決算書(有価証券報告書、決算短信)の読み方をお教えします。

決算書を正しく読み解くことで、投資対象たる会社の理解が深まります。

理解が深まれば深まるほど、投資家としての意思決定が精緻さを増します。

投資の成否は意思決定の質によって決まるものです。

正しい知識とそれを活かす技術を持つ者が、長期的に正当なリターンを得て、複利の力の後押しを受けて、加速度的に富を蓄積していけるのです。

そのための知識を、お伝えします。
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2013年04月16日

会社四季報を熟読

会社四季報をいつになく熟読している。で、興味を覚えた会社をかたはしから調べている(有価証券報告書や決算短信を用いて、である)。

いくらくらいなら妥当か、という視点で眺めてみると、まともな業績を上げている会社を今、市場はどのていどの割引率で評価しているのか、全体としての均衡点のようなものがうっすらと見えてくるようで興味深い。

去年の11月半ば、野田前首相の解散宣言から株価は急速に上げてきているのだが、すでにバブリーな水準の会社もある。今買ってはいけない。

しかしその一方で、まだそんなに高くない、むしろ今のうちに買っておきたい、という会社も少なくないことが認識できて、これまた興味深い。
DollarInPuzzle.jpg
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